私が大学の後期(2023年度第2期)で選択する科目はこの11科目です。
後期は10月1日から始まりますのでもう少し先になります。
放送大学では様々な分野における学習を続けてきていますが、
今回いよいよ自分にとって特に関心の強い科目を選んでみました。
履修科目申請自体は今月31日が期限ですので、
もしかするともうひとつくらいは科目を増やすかもしれません…。
いやいや、
欲張り過ぎる傾向があるので、
このくらいにしておきたいとは思います…苦笑
これまではどちらかといえば心理学だけではなく、
憲法や社会調査、不動産、統計学、環境科学や歴史生物・博物、
外国語(英語)や日本語リテラシー、健康科学、生涯学習や教育学などなど。
特段関心のなかった(というか食わず嫌いだった)分野にも力を入れてみました。
放送大学において3年前期までに修得してきた99単位のうち、
半分以上が自己の中で興味と自信の持てない科目を選び心配や不安を抱えながら学習をスタートしました。
結局、実際に始まってみればなんとかなるもので、
授業を受け始めてから、それぞれの学びの面白味を深めながら味わってきています。
改めて考えることなのですが…
対人援助の活動等は、
自分の興味や関心、期待や価値観だけに頼らない生き方が重要だということです。
自分の意向や期待とは異なる体験、
特に意味を感じない人との出会いだったとしても、
その全てを自分で意味づけていくスキルのある方は、
諸々の出来事を通し、自己のキャリアを柔軟に奥深く紡いでいくことができます。
また、その時の自身のあらゆる態度や姿勢が、
共にいる他者との関係性のうえでお互いの体験に影響を与え、
そんなかけがえのない時間がいかに大切であるかと感じることができると思うのです。
自分の考えや自身のことばかりを考えてしまうときは、
自分が期待しているものの範囲だけにとらわれてしまい、
それに見合わないと「つまらない…」となります。
このような傾向の強いときは、
一旦初期化してみるといいのかもしれません。
こんなときは対人援助職として健全ではない状態にあるともいえることがあります。
企業研修等のファシリテートなどをしているときにも考えることなのですが、
研修に参加している当人(受講者)が、
今この場を「残念」とか「つまらない」と思っていること自体、
それこそ今の自己の状況がみえていないことになります。
特に管理職などで人の育成にかかわるマネージメントを担っているひとだったり、
例えば、
私たちのような対人援助職を生きる者が自己理解に乏しいことは、
非常に厳しいことにもなります。
この状況では知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまうからです。
どのような学習の場においても、
出会う人等に対し尊敬の念を持つこと、
他者を尊重できる態度や姿勢をとれることは、
少なくとも指導レベルで生きる専門家としては必須にもなるかと思います。
※企業組織の管理職等もそれは同じだと感じます。
一例ですが、
「あの人と組みたくない」
「あの人はダメだ」
「レベルの低い人とは深まらない」
等々。
指導者に立つ者がこれを他者に対して真に思っているとしたら少し考えものです。
少なくとも、人の支援を目指す方、指導者等がこうした考えを持つとすれば、
それは危険であるとも感じます。
常に自分の心身の健康を保ち、
建設的な学習に臨んでほしいと願っています。
他者の善し悪しを評価するよりも、
常に自身を見つめ直すことが必要だと、
私は先輩方からずっと教えてもらってきました。
だからこそ思いがけない学習の流れも、
予想と異なる瞬間が起こっても、
諸々の場面をプラスに捉えていくことができるようになるのではないかと思います。
こうした体験がキャリア形成支援の諸活動を支えていく根源にもなるのだと実感します。