昨日に続き、

本日も福岡にて1級キャリアコンサルティング技能検定試験の対策講座を開催します。

受講いただく方は会場までお気をつけてお越しください。

皆様にお会いできることを心から楽しみにしています。

 

さて、1級キャリアコンサルティング技能検定試験は、

指導レベルキャリアコンサルタントの知識を含めた基本技能を問われる検定試験です。

改めてこのように文字表現すると、少しざわつく感じもあるのですが、

CCの成長と自己の成長に向けて指導者として基本的なことができるか…

ということが大事です。

 

一例ですが、論述問題の事例を目の前にしたとき、

この事例記録は、事例相談者が事例指導を受けるためにまとめたものであることを、

事例指導者(受検者)が一時でも忘れてはならないでしょう。

つまり時間中は事例相談者に集中するということです。

 

論述問題を解こうとするとき、各問の意味合いを表面的に受けることがあります。

目の前の課題にとらわれ、この問いにどう記述しようか(どう答えようか)と考えている…。

これは自己主体での解答しか出てこないでしょうし事例相談者が置き去りになりそうです。

 

私たちが相談者の支援を実行するわけではなく、

あくまで《事例相談者が事例指導を受けるため》の事例記録なのです。

 

今一度、事例相談者の立場に立って、

《どうしてこのように記録をまとめたのかな?》

《この記録は事例指導者(私)に対して何を伝えたいのかな?》

という視点も大切にしてみると、

事例をまとめた事例相談者に対して、

より関心を寄せることができるようになるかと思います。

 

自身の解答内容等が気になるのは、事例相談者ではなく、

自分だけをみているから…かもしれないのです。

 

ロールプレイなどでも同じことがいえます。

 

どうしたらロールプレイがうまくできるのだろう…

と気になってしまうのは、自分をみているのであり、

事例相談者のことをあまりみていないことにもなるのかも…。

 

うまくいくとかいかないとか…そうしたことを考えるよりは、

これから出会うことのできる事例相談者に全人格をかけ集中する訓練をした方が、

結果として色々考えるより、

お相手にとって、より素敵な面接時間を提供できることにもなるのかもしれませんね。

 

先日、1級ホルダーの方と久しぶりにお話しする機会がありました。

 

あれからも色んな先生方にお会いしたり学習プログラムに参加したりしていますが、

CVCLABで学んできたことがきっかけになり自分の軸を持つことができ何を大切にしていくのかを考えられるので、

仮に学習場面によって何か異なることをおっしゃる先生がいたとしても、

「そんな考えもできるのだな…」というくらいに解釈したり、

柔軟な受け止めができるようにもなっています。

 

このようなメッセージをいただけることをとても嬉しく感じたと同時に、

その方にとって、とても意味の深い学びにつながっているのだと改めて感じることができました。

 

これからも懸命に続けていきたいと改めて感じることのできた出来事です。