昨日に続き、

本日も福岡で1級キャリアコンサルティング技能検定試験の対策講座を開催いたします。

ご予約をいただいている受講者様、会場までお気をつけてお越しください。

 

この週末の福岡はとっても賑やかです。

昨日は山笠があり、地元の方だけではなく観光の方、

そして多くの外国の方も早朝からガヤガヤと活動されていました。


また、福岡では世界水泳が始まったり、

有名なアーティストのコンサートが重なっていたり、

恐らく宿泊先なども足りない状況だと思います。

 

昨日のお天気は少し不安定で蒸し暑い感じもありましたが、

それでもなんとか持ちこたえていて、雨が落ちてこない時間の方が多く、

わりと行動しやすい状況だったかと思います。

 

本日は全国的に気温が急上昇すると予報されていますので、

ご移動の際や外でお過ごしになられる方は十分に気をつけてほしいと思います。

 

お話しは変わり、

昨日から放送大学では単位認定試験が始まっています。

 

Webで受験できるのですが、コロナ禍当初(最初)のWeb受験より、

諸条件が厳しくなっているので難しい科目もあります。

受験時、参考資料として印刷教材や授業のメモなどを手元に置いて受験することができますが、

そもそも問題を解く際、資料の該当箇所を確認し直す余裕がないくらい、

試験時間に追われる科目もあり、今の自身の実力のまま臨むしかありません。

学生時代のように事前学習等を十分にして試験に備えるということがなかなか難しいため、

日々の授業の内容をいかに一つひとつ丁寧に理解しているかの積み重ねが問われます。

 

半期で私は12科目(24単位分)の授業を選択しているため、

その分の単位認定試験を受験するのですが、

ちょっと欲張り過ぎたかな…と感じています(苦笑)

 

とはいえ、

なんとか満足のいく受験ができるよう、精一杯努めてまいりたいと存じます。

 

さて、本題です。

 

1級キャリアコンサルティング技能検定試験の実技論述過去問を活用し集団(グループ等)で学ぶ際、

読者の皆様はどのように過去問を選び、そしてどんなテーマをもって取り組まれていらっしゃいますか。

 

まずメンバーと共通で学習する事例を選択する際、

メンバーによっては「この事例をぜひ取り組んでみたい」という希望等が出てきます。

それはごく自然のことかもしれません。

 

大事なこととして、

その事例内容に対し、自分の中に何が起こっているのか…

それを認識してみることだと思います。

 

実際、グループでワークをしていて、

事例の事柄にどのような対処方法があるか…という手段や方法等、

方策の引き出しを増やすようなテーマでワークをするのであれば事例内容が特に重要になるかもしれません。

一方、これだけでは事例検討の域に留まってしまうこともあります。

ワークグループのメンバーでお話し合いをする際も、

そうした視点でディスカッションしたところで、

事例相談者や相談者への対処方法を話し合ってしまうことが多いでしょう。

 

事例指導の実技として考えてみるときは、

私たち事例指導者がその事例におけるキャリアコンサルタントになるわけではありません。

 

ですから、事例の分野・領域、そしてその事例内容などにこだわらず、

事例を担当したキャリアコンサルタントである事例相談者に注意を向けた営みを意識するのです。

 

目の前のキャリアコンサルタントの考え方、感じ方、その行動の意図、

そうしたところに全神経を集中させて、事例相談者の専門職としての成長を目的に関わるのです。

 

そのための道具的な位置付けが事例記録だと表現しても過言ではありません。

事例ではなく、事例をまとめた事例相談者に焦点化するのです。

 

過去問事例の何かを選択したくなるその気持ち。

そうのような状態にある自分をウォッチしてみると面白いと思います。

 

他者に

(〇〇分野は難しい)(〇〇分野はやめといた方がいい)

と言われそれに揺らぐ自分。

 

(ネットにこう書いてあった)

と読んで揺らぐ自分。

 

(〇〇分野が合格しやすい)

と情報を得て信じている自分。

 

そんな反応が起きる自身の構造と純粋性等を大事にしながらも、

良い意味で批判的に物事を確認していく姿勢も重要です。

 

そもそも実技なのです。

 

あれこれの流言など吹き飛ばしてみることも、

とらわれから解放されることにも繋がるかもしれませんね。

 

過去問をメンバーで活用する際は、

例えば、みんなで目隠しして事例を選択し、

偶然当たった事例に感謝の気持ちを持ち、

事例をまとめた事例相談者を立体的にイメージしていくトレーニングをした方が、

適切な試験対策にもつながることでしょう。

 

事例は永遠なる教材です。一緒に頑張りましょう☆