この週末の2日間、

横浜にて1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座を実施してまいりました。

そして本日も横浜で講座を開催いたします。

ご予約いただいた方、会場でお会いできることを楽しみにしています。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

今回の記事では論述過去問の事例の活用について少し書きたいと思います。

 

現在、私の講座では過去問を使用する際、

受講者の皆様にその場で事例を選んでいただいています。

※過去問についてはキャリアコンサルティング協議会様から許可を得ている事例のみを使用。

 

「最近の時事問題等に関連している事例がいいです」

「この事例が他に比べて変わっているので扱ってみたいです」

「先月と同じ事例を使った方が事例について考えなどを深められます」

「〇〇分野の事例はやらない方がいいと誰かが言ってたのでそれは避けたいです」

等々。

皆様から様々な考え方や感じ方、発想を教えていただきます。

 

このように事例の分野や内容等に大なり小なり影響を受けていることがあるかと思います。

 

少し捉え方を変えてみると、

キャリア形成支援者同士での事例指導の基本的な土台には、

どのような事例分野や内容であっても必要とされる能力は変わらないといっても過言ではありません。

つまり、事例をまとめたキャリア形成支援者である事例相談者に注意を向けて考えることが重要です。

※勿論、専門的に踏み込んでいく必要があるような事例となる場合、この限りでないこともあります。

 

1級の受検準備をしていく際、事例の選り好みをするのではなく、

どの事例においても事例をまとめている事例相談者にフォーカスし、

よりよいキャリアコンサルティングを考えてみてほしいと思います。

 

コロナ禍の影響、トランスジェンダー、外国人留学生、DX推進やAI導入等々。

 

事例には最近のニュースにつながる話題が当然に入ってくると思いますが、

時代や環境が変化しても、支援の基礎・土台にあるものには軸があります。

そのしっかりとした軸を備えているからこそ、多様な変化に応じられるのだと考えます。