今日は各地で大雨が降っていて、

連休最終日がちょっぴり残念な感じもしますね。

 

我が家では、

妻と次女が日帰りで大阪の人気テーマパークに早朝から向かいましたが、

この雨の中、楽しめているのかが心配です。

※大阪も一日中雨予報…。

 

いつも出張やオンラインの仕事等で家のことがなかなかできていないので、

今日は福岡の自宅で一日お留守番をして、

掃除をしたり、わんこ等と一緒に遊んだりして過ごします。

 

さて、

1級キャリアコンサルティング技能検定試験の過去問等をながめて考えることに、

(基本的に事例相談者には問題があるはず)

と決めつけていることがあるかもしれません。

 

論述試験の問いが、

「この事例相談者の相談者への対応についてどのような問題があるか」

「この事例相談者が抱えている問題は何か」

といった設問なので、

(その問題を解答へ記述することが合格に直結するに決まっているではないか!)

といった声が聞こえてきそうです。

 

本当にそうでしょうか。

 

もし1級キャリアコンサルティング技能士を名乗る方が、

皆、同じように上記のような思考の人ばかりだったら…。

ちょっと怖い感じにもなります。。。苦笑

 

この実技試験、

事例相談者の問題を見立てるプロフェッショナル性を問われているのでしょうか?

 

「問題は??」

と問われたから問題と思うことを書く。

これでは問題現象だけに留まりそうな気もします。

 

これらは同じような考えの人が複数集まり、

そのコミュニティの中で同一の考えを強化・醸成させてしまっていることもあります。

 

全く異なる視点で考えてみることも面白いと思うのですが…。

 

事例指導者という役割が及ぼす影響をどのように認識しているのでしょうか。

事例指導の過程、事例相談者との営み、その面接自体をどのように考えているのでしょう。

 

上記のように決めつけや思い込みをもつ場合、

まず、自分等の見立ては(間違っていない・正しい)という前提に立つことが多い。

すると、いかに相手にそれを納得させるか、

認めさせたり、その方針に従わせたりすることに工夫を重ねていこうとします。

(どうすれば相手に「うん」と言わせられるか)

(相手がなぜ「うん」と言わないのか、どうして抵抗するのか)

といった発想に陥ることがあるのです。

 

この傾向にある自分に少しでも気づきがある場合、

事例指導者としての態度が、

事例相談者やその向こうにいるであろうクライエントにどんな影響を与えていくのか、

想像してみることができるでしょう。

そして自分の思い込みに気がつくことにもつながり、

諸々修正・改善ができるようになると思います。

 

論述や面接試験・口頭試問の試験の対応方法等を求めている状態というのは、

まさに上記類にある「思い込み」が邪魔をしている状態かもしれません。

 

ご自身にとってモデルとなる実際のバイザーや事例指導者をみつけて、

そうした考えのとらわれから解放されることも大事になるかもしれません。

自身が支援自体をどのように見て考えているのか、

私たちの諸活動等にとって、大事なテーマになるようにも思います。