今夜は2023年度1級キャリアコンサルティング技能検定実技(論述・面接)試験対策講座のオンライン説明会最終日です。
当初の計画では、
先週土日の午前午後(2日間計4回)で終える予定だったのですが、
説明会の日時が合わなかったり満席になってしまっていたり…ということで、
一部の方に別日での開催をリクエストいただいたことから急遽本日の追加スケジュールを企画いたしました。
平日の夜ということでお仕事を早めに切り上げていただいたり、
また帰宅する時間が間に合わず、レンタルスペース等を借りてご参加される方もいらっしゃるかとお聞きしております。
おかげさまで本日も定員数満席(15名様)の予約をいただきました。
ご参加くださる皆様の貴重なお時間が意義深いものになっていくように努めます。
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今回の記事タイトルについて、
改めて1級キャリアコンサルティング技能士の資格について考えてみます。
この資格にはどのような意味があるのでしょうか。
社会から求められているもの、自己の中で求めているもの、
見方によってその持つ意味が異なることもあるかと思います。
自己への問いであったり、
また周囲の身近な人たちとの共有されている価値観だったり、
期待されている自身に応えようとしたり、
はたまた自分が置かれた環境面等にかかわってくることだったり、
人それぞれ考える資格の意味が異なることと思います。
このような視点で考えてみると、
他人がその人の感じている資格の意味や意義にとやかく言えることでもありません。
そして、ものの見方や考え方等によって、
例えば、
なかなか自分が思うようにいかないようなとき、
過度に自信をなくし無力感を覚えたり、
怒りや不満感情みたいなものが湧きその矛先が思いもよらぬところへ向くこともあります。
一方、うまくいったときにも、
自己中心なる思い込みのような状態になることもあるかもしれません。
1級キャリアコンサルティング技能士の資格は国家検定であり、
世の中にこの資格の存在価値を創造していく使命があるという意味を感じます。
この資格を持つ人を必要としている人が社会に存在しているということが重要で、
そのためにずっと学習を続けるのだと考えます。
本当に1級の資格が世の中の実際のニーズ、
つまり、キャリア形成支援の実践力を求めている人たちに、
真に役立っているのかということを反省し振り返り続けることも重要だと思うのです。
専門家によるキャリア形成支援を求めている社会が、
どこまで1級キャリアコンサルティング技能士のサポートを求めているだろうか…
そもそも、キャリアコンサルタントやキャリアカウンセラーと呼ばれる実践家が、
本当に1級技能士やスーパーバイザーに事例指導やスーパービジョンを求めているのか…
という視点にもつながります。
キャリアに関し多くの悩みや課題、
一人では解決できない問題を抱えているクライエントはとても多い。
その相談を受けるキャリア形成支援者は、
資格を持つ人、登録している人では数万人と存在する。
毎日のようにクライエントと出会いを創造している実践家がいるはずですが、
そこには毎日のように1級技能士の支援も必要なはずです。
頻繁に事例指導やスーパービジョンが実施されているのでしょうか。
つまり、1級の資格を取得する意味という点に戻ると、
筆者は、この1級の資格の存在価値自体を、この日本社会において、
さまざまな角度から創造していくことに使命と意味を覚えます。
結局、現場力、実践力、質的な安定感、専門職としての振る舞いと人間観、
全てを整えていくためにも弛まぬ努力を持続させていくお互いの覚悟が必須だと考えます。
自己の価値観で1級の資格を取るにおさまらず、
根幹にある起点として社会に目を向けているか否かで、
結果、自己の利益だけに左右されない自分を、
自己の中で育んでいくのだと考えています。
ふと、今夜の説明会をイメージしながら考えたことを日記にしました。