いよいよ2月がスタートしましたね。

1級キャリアコンサルティング技能検定の正念場となる

面接試験が実施される年一度のイベント月です。

 

本日現在の週間天気予報によれば、

試験初日の2月4日(土)東京試験会場のお天気は晴れのマークが出ているようです。

 

さて、今回の記事のタイトルですが少し工夫をしてみました。

 

本当は「言葉選び」次第での関係性をポイントに書こうかと考えていたのですが、

正直、それはなかなか難しいことです。

 

「同じ意味合いのことを伝えるにも言葉選び次第で相手への伝わり方が違い、関係性に影響が出る」

というような些かプレッシャーになる表現は、

試験直前のこの2月にはあまり考えない方がよさそうです。

 

確かにその通りかもしれませんが、

そのようなことを考えながらお話しをしても、

言葉選びに慎重になり過ぎてしまい自然体でのロールプレイが難しくなりますよね。

面接試験直前にそのようなことを言われてもキツイ感じがします。

 

また、今の時期・段階で

「質問を上手にしよう」「効果的な質問をしよう」

そんなことを頭で考えていても自分らしさを発揮できません。

 

試験直前に近いこの2月という時期、

そうした他者のアドバイス等は耳に入れない方がよい気がします。

雑な表現で恐縮ですがこの期に及んでジタバタしてもよいことはないかもしれません。

 

何より集中できそうなこととしては、

キャリアコンサルタントとして目の前の人との関係性を築くこと、

相手を大切にすることであれば、

日頃からわりと実践的におこなっていることではないでしょうか。

 

そこに集中することであれば、

試験の緊張の中でもなんとかできそうな感じですよね。

 

つまり一貫して相手をみる・理解しようと心掛けるということです。

 

興味深い現象なのですが、

人間関係性次第で同じ言葉を使っても受け取る側のその言葉の意味の許容範囲というか、

ブレの修正幅みたいなものが広がる現象があることがわかっています。

 

関係性のよい相手にはちょっと位のことなら寛容になれるという感じでしょうか。

 

例えば、

事例指導者から事例相談者に同じことを再度質問してしまったとしましょう。

 

関係性がよくない場合だと、

《先ほども申し上げましたが…》

という感じに怒り口調、苛々口調等で応えるか、

ネガティブな沈黙を示すことがあるかもしれません。

 

しかし、わりと関係性が良好な場合は、

「そうですね…先ほど申し上げた通り〇〇なんですよね。私はそんなところが…」

という感じで事例相談者自身が考えを止めずに語り始めてくれることがあるのです。

 

ちょっとしたことのようですが、同じかかわりや投げかけでも、

関係性次第で事例相談者の反応が異なることがあります。

※勿論、人によって全てが異なりますが…。

 

そして事例相談者のそうした反応次第で、

事例指導者は精神面にもそれなりの影響を受けます。

 

事例指導者が事例相談者を大切にできていると、

そこで今起きていることに対してプラスに敏感になり、

自分が同じ質問を繰り返して、

それに対して丁寧に応えてくれた事例相談者をさらに感じられるようにもなります。

 

二人の間でこうした好循環が起こるのも面白いですね。

 

前に質問したことを再度繰り返してしまったことすらも、

関係性をさらに深める機会へ変えてしまうことにもなるでしょう。

 

人と人との関係性は本当に不思議なものです。

 

《ここでこう言ったらいけない》

《こういうときはこう言えばいい》

等々。

そうした形だけでの対応や反応はナンセンスだと思います。

 

仮に、システマティック〇〇ローチやコーヒー〇〇○モデルも同じようなことですね。

※そもそも相手が求めていないことを言葉にしてもあまり意味がないと思うので余計なことをロールプレイの場面で言葉にする必要はないかと考えます。