昨日からの大寒波で各地に影響が出ていますが、
皆様のお住まいや職場などではいかがでしょうか。
本日、お仕事等でどうしても外出をしなければならない方は、
くれぐれもお気をつけて目的地までご移動されてください。
私は本日午後から、福岡市内で開催される
「ふくおか健康づくり県民会議総会」に参加する予定でしたが、
福岡県より総会中止の緊急連絡をいただきました。
総会には服部知事もいらっしゃる予定だったので、
少し楽しみだったのですが、延期もないとのことで残念な感じです。
さて、今回の記事ですが、
1級キャリアコンサルティング技能検定の面接試験におけるロールプレイ後の10分間の口頭試問について、
ひとつの考え方に少し触れてみたいと思います。
記事にフィットする方は、内容を取り入れながらご自身の視点を整理してみてください。
口頭試問は例年、大凡同じような質問内容が出題しているとお聞きしています。
私自身も第3回〜第5回の3年間の受検経験上、全てほぼ同じ内容だと記憶しています。
この3年間と対策講座をスタートした第6回〜第11回までの6年間、
トータル9年間の口頭試問は、その質問内容から、
実際の事例指導の面接過程に必要な要点を確認するための内容であることが理解できます。
試験官の先生によって多少の言葉選び、言い回しが異なっても、
質問されるポイントは当然同様のものになるのでしょう。
ただし、重要なことは、
その場でのこと(予め用意されたことではない)をライブで振り返り、
その場で言葉にできることだと思います。
何を聞かれるのかがわかっていても、
事前に台本みたいなものを作って準備するものではありません。
そもそもその場でスラスラ答えられること自体、
「よく練習しているひとだね…」
「そこまで瞬時に言葉にできるのならロールプレイでやればいいのに…」
としか思えない。
これは客観的に観察しているひとだからこそ感じることです。
目の前の事例相談者とおこなった唯一無二のセッションをその場で振り返り、
しっかりと思い出そうとしながら相手のことを考えてなんとか言葉になる程度。
これで十分とは言えませんが、本来、自然体であればそのようになると思います。
特によろしくないと感じるのは、
自分のことばかり言ってる場合…
自分のロールプレイの出来栄えばかりを振り返ることです。
確かに、
《今回のロールプレイを通して、あなたが…》
というような問いかけがあるかもしれません。
そのような場合でも、
そもそも事例指導の場面自体が「事例相談者の成長、相談者へのよりよい支援」を目的に実施されているものであれば、
《あなたにとっての改善点》《あなたが気づいた点》等々を質問されたとしても、
常にロールプレイで起こった相互作用を大切に考えることが大事です。
自分の失敗談、自分だけの反省、今後から自分はこうします、等々…
何事も自分を見ているだけでは意味がないと感じます。
自分自身のどんな働きかけによって、
事例相談者にどんな刺激を与えたことになるのか、
それが事例相談者の成長にどんな影響を及ぼしているのか、
そうしたことを土台に考えることが大切で、
常に事例相談者がそこにいる前提で事例相談者のために語れる口頭試問であってほしいと思います。
※例年通りであれば、口頭試問の時には事例相談者は同席していないと思いますが…。
最後に口頭試問は事例指導者(受検者)の言い訳する場ではないはずです。
建設的に考えてみたいものですね。
口頭試問の型通りの練習などしない方が、ご自身の脳システムにとって良いかと思います。
記憶というものは時に驚くほどにすごいことがあり、
偏った練習が刷り込まれてしまっていてご自身の意識とは別に表出することがあります。
試験本番の緊張感が高まっている中、自己中心の練習自体が逆効果になることがあります。
一旦、リセットしてみることも脳の柔軟領域を拡げることに繋がると考えます。