本日はお昼から「グッドキャリア企業アワード2022」が開催されますね。

私もお仕事の合間にオンライン参加できたらと思って申し込みをしていますが…

パネリストに知人が登壇するので応援したいな…という気持ちもあり、

なんとか午前中で仕事を片付けられれば良いのですが、なかなか難しいかも。

予期せぬ出来事の連続でやりたいことの優先順位がコロコロ変わる日々です(苦笑)。

 

そして今夜はオンラインで

1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座を開催します。

予約をいただいている方とお会いできることを心から楽しみにしています。

 

面接試験の受検日程もホント間近に迫ってきましたね。

日々緊張が増す今日この頃という感じだと想像しています。

 

事例相談者役を担う方々もきっと緊張し始めていると思いますよ。

ロールプレイだけではなく、本来実践での事例相談者であれば、

事例指導面接のその日のことを考えると事例指導者以上に緊張するものです。

 

相談する側ですからね。

勿論、相談を受ける側も緊張しますが…

 

とにかく大事な試験という場で事例相談者役を買って出てくれているのですから、

相手を真から信じていくことが大切な気がします。

 

事例指導という場面、

事例相談者が自身のケース(事例)を真剣に相談してくれるからこそ成り立つ場になります。

だからこそ事例指導者にも新たな発見が生まれるなど、学ばせてもらうことができます。

 

事例指導者が

《ロールプレイだから演技だよね》

《良い人に当たってくれれば良いのにな》

といった意味のないことを考えてしまうようでは、相手に失礼になってしまいそうです。

 

事例相談者に会う前から事例相談者に対しての評価を考えているなんて…

実にもったいない感じですね。

 

さて、今回のタイトルですが、

これも1級ロールプレイの「あるある」現象だと思います。

 

〈事例指導者の話しが長い〉〈まわりくどい感じ〉

 

頭ではわかっているのにどうしてこうなってしまうのか、

これは課題のひとつかもしれませんね。

 

実にマニュアル的な面接の進め方を理解し練習しているひとほど、

事例相談者に伝えなければならないことを一方的に決めてしまっていて、

それがまた他者(先生等できるひと)から見聞きしたことだったりすると、

自分から滲み出てきている話しではないため頭で考え過ぎてしまう傾向があります。

自ら出る自動的なスマートな行動発言になっていないのだと思います。

 

その背景には、

《印象をよくしたい》ということがあり、

もう少し掘り下げてみると、

《自分自身に自信がない》

といったことが出てくるようです。

 

不安だからつい全部説明したくなってしまったりする。

 

これでは事例相談者の表情が益々無表情になりそうですね。

 

自己紹介を含めて前置きが長くなる → 事例相談者からすれば本題に入れない

同じことを何度も聞く・話す → 聞いてもらった感じがしないだろうし苛々することもある

話しを深めず次の話題に行こうとする → 事例相談者のペースで振り返ることができない

後半の説得モード・自己の話に酔いしれる → 事例相談者が聞き手の立場に変化(受動的)

 

事例指導者としては、

全て丁寧に関わっているつもりだからこそ起こる現象かもしれません。

 

しかし、このような状況では、

例えロールプレイといっても良好な相互作用が起こるとは言い難い状態です。

そしてこれが実践現場だったら相当まずいでしょう。

 

事例相談者に対して多弁な傾向がある場合、

見切り発車で話しをすることも多い気がします。

 

事例相談者からすると話しがあちこちに飛んだり、

指導者からの質問の意図が全く理解できなかったり、

単にあれこれ試されているような場面になったり…。

これでは、ここにいる意味が見出せなくなり、

早くロールプレイが終わって欲しいと感じることにもなりそうです。

 

ここまで試験が近づいてくると、

自分の癖みたいなものは修正するにも負担が大きいかもしれません。

 

だからこそ、

そのままの自分で臨むことに意味があるように思います。

変に考えず、目の前のキャリアコンサルタント(事例相談者)を担うひとに注目して、

そのひとの話しをただただひたすら真剣に専門家としての心の目できき、開くことが何より大事なのではないでしょうか。

 

自分が話しをするのではなく、

話しをしにきた事例相談者が専門家として話したくなる場を提供することがもっとも重要だと思うのです。

 

かなり雑な表現ですが、

ご自身の話しは、現在の7割8割、カットしてみたらどうでしょう。