今夜は1級キャリアコンサルティング技能検定試験の面接対策口座をオンラインで開催いたします。
150分間の時間になりますが予約をいただいた方とご一緒にお互いに学びを楽しんでいくことができるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今回は記事タイトルの表現に少し迷ったところもありましたが、
色々考えた結果「1級ホルダー」「指摘」というワードを使うことを選びました。
この時点で少しネガティブ感が伝わりますし、
また、少し挑戦的な内容にもなるかもしれないと考えましたが、
実際には大事なことだと思いますのでブログ記事として残しておきたいと思います。
どのような業界にもいろんな人が存在します。
自分の存在、その影響等、自分が中心ではないものの見方が本当にできる人は、
この世にいないのかもしれません。
そして、
他者のメッセージが自分自身にとって合うのか、正解か、それはわかりません…
今回はこのことを記事にしてみようと考えました。
信じている人から自分に向け痛いことを言われると、
その言葉を放った人が想定している以上に受けた側が傷つくことってありますよね。
例えば、
1級キャリアコンサルティング技能検定試験のロールプレイを練習する場があります。
自分自身とそれを指摘する人とでは諸々異なり、
また自分自身とその人が対面する試験当日の相手(事例相談者役)もまるで異なります。
お互いどこかに行き着くために、
その個別の相互作用を超え、話しを一般化したくなる気持ちもあるのかもしれません。
正しいやり方、正解を求めたくもなるものです。
仮に、1級ホルダーの方に自分の事例指導のロールプレイを受けてもらった後、
「こんなふうに伝わってきたから、ここがちょっとね〜」
等というような言葉を受けたとします。
1級ホルダーの方はよかれと思ってその人にアドバイスをしてるのかもしれません。
しかし、肝心のその人のためにはならないことも多いから恐ろしいものです。
指摘されたと捉えた側は、
《だから私のロールプレイはダメなんだ…》
というように、
1級ホルダーの言葉(指摘)を受け、崩れてしまうことがある。
これは実に非合理な受け止めになるように思うのです。
発している側はちょっとしたアドバイスのつもり、
そして受けている方は過度にそれを受け止めずっと引きずってしまう。
言葉選ばず少し荒っぽい表現を用いれば、その1級ホルダーの方の存在が、
その人にとってある意味パワーを持っているように思い込んでしまっているだけかもしれません。
そうした行動をとる1級ホルダーも同様に、
自分自身の存在にパワーがないといけないと思い込んでいる場合もあるかもわかりません。
1級ホルダーであろうとなかろうと関係ないと思いますが、
他者の言葉を鵜呑みにする時間がそれぞれにもったいないように考えることがあります。
既に1級キャリアコンサルティング技能士を持つ実践家は、
技能検定試験の合格のためのやり方、方法など、全くないと認識しているように思います。
「1級実技試験の唯一の対策などありません」という人もいるでしょう。
本質を理解されている方は受検する人のロールプレイのアドバイスや指摘などしないでしょう。
実技面接試験を受検される方は、
今の自分を信じ、自分らしさを大切にしてほしいと願います。
自分のよいところをのばしてくれる人の言葉を自分に都合よく選択・解釈して栄養にし、
どこか楽観的に生き抜くバネのような精神力を鍛えることも、
指導レベルキャリアコンサルタントをタフに生きるうえで必要なことです。
自分に対し、
ロールプレイや口頭試問等についてアドバイスをしようとする人からは少し離れてみるといいかもしれませんね。
自身を自由に解放させた方が自分固有の「らしさ」が出ます。
先ず自分の軸をもち、
これから出会うであろう事例相談者役の人に集中できる力を鍛えた方がいいと思うのです。
1級ホルダーの発言が気になってしまったときは、
その人をごく一般的な人の言葉として感じてみると何か見えてくることがあります。
言われたことが本当に自分のことを大切にしている気持ちからきているのか、
よく味わってみてください。
自分自身が自分を大切に理解、尊重できるからこそ、
相手のいいところを明確にしフィードバックできるようにもなると思うのです。
大雑把に表現すれば、
それが1級キャリアコンサルティング技能検定の実技試験合格につながる一番の近道のようにも考えます。