私たちが学ぶとき、
とかく目に見える表のカリキュラムに注目をすることが多いと思います。
目にみえるのですからわかりやすく当然にそうなるのかもしれません。
1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策などにおいても、
目に見えるものを頼りにすることが安心につながることもあります。
最近では検定試験などに深くかかわる先生方が、
目にみえる形で多くの方へメッセージをいただくことも増えました。
※そうしなければならない状況にもあるのだと思います…。
私はその見える形のメッセージに隠れたカリキュラムを感じられることが重要であると思います。
その場(オンライン含)で学びあってみないと気づけないことが本当に大切なことだったりしますよね。
それがひとつの隠れたカリキュラムです。
登壇されている先生のお話しや資料から直接的に見える形で受けるものも大事です。
そして、その際に見えていない一人ひとりが受ける異なる体験的な学びは、
そこにいなければ得られないことも多いのです。
少し話しがそれますが、
例えば、対面ロールプレイでお話しをしながら手元でペンをなんとなくクルクルと回す癖がある人がいたとします。
それが悪いとかいいとかの評価ではなく、
その刺激を受け、そこで考えたことや感じたことが自己の学びにもなるかもしれません。
またそれを相手に教えてみたりした際、そのときの相手の表情や態度、反応を受け、
自分が何を考えるのか、こうしたことも意図しない隠れたカリキュラムだといえます。
人によっては、ここぞという場面になると、腕を組んだり脚を組んだり、
脚を揺すり始めたり、身体を前のめりに出してきたり、
いろんな行動がありますよね。
こうした刺激を受けると自分が何かを考えたり感じたりもします。
周囲の人たちと机を移動させようとしたときの動作、
周囲の反応に対して感じること、
それはキリがないほどに無限なる学びを重ねていくことになります。
これらは表のカリキュラムでは一切語られません。
実は隠れたカリキュラムについて、
非常に長い時間費やしていることにも気づけます。
これは誰も語ろうとはしませんよね。
一緒の時空間で何かをしていることに価値を見出していくことは、
人のキャリア形成にどれだけの影響を及ぼすものであるのか、
よく考えてみると様々な理解が深まっていくかもしれません。
ある意味、1級の試験対策等においても、
そうした隠れたカリキュラムを考えてみることが人間形成に大切なのかもしれません。