本日は福岡にて1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座を開催します。
福岡では5月から2022年度の講座をスタートし、
今月で7ヶ月目に突入しました。
月平均で1〜2回受講いただける方、
隔月で受講いただく方、時々受講いただく方、
様々なペースでここまでご一緒に学んできています。
皆様のおかげで私自身も少しずつ成長できていると実感できることがあります。
それは何より、自身が携わる仕事や生活において幸せを感じられるときです。
そしてそれを他者からフィードバックいただけることが増えたこと。
これは私にとって大きな成長と言えるのだと考えます。
1級技能検定試験に臨む方の個々のパワーが、
私にとってこの上ない勇気と学びにつながります。
心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
11月に入っての継続学習者様対象の講座プログラムは、
9月から続けてきたCVCLABオリジナル論述選択問題をご提供するのが最後となる月です。
論述問題の初見事例を通し、
皆様と実践的な面から試験対策として考えを深めていき、
併せて面接と口頭試問の実践も実施してまいります。
本日の福岡会場が11月講座プログラムの初日となります。
予約をくださった方、どうぞよろしくお願いいたします。
福岡の会場でお会いできることを楽しみにしています。
さて、
今回の記事ですが、事例相談者の優先して取り組む目標について考えてみたいと思います。
事例相談者の目標を明確に言語化することが難しいという方はとても多いと思います。
かくいう私もどちらかというと苦手な感じがあります。
実際に面接の場面で事例相談者とお会いして目標を言葉にするのは、
漠然とした表現等から徐々に具体的にし、
事例相談者のニーズに近づけていくように共有していくことがあります。
※一発でバシッと明確に決めていくような感覚とは少し異なります。
(これがあまりよろしくないこともあるのですが…苦笑)
論述ではそのような手探りの表現ができるわけではないので、
プランとして事例相談者に受け入れられそうな目標をバシッと文字化することが必要でもありますよね。
目標を設定する際に注意したいこととしてネガティブに表現すると、
・漠然とした表現、大きすぎる目標
・目標が複数にわたっている
・目標でなく方法になっている
・相談者の問題解決方法の指南になっている
・事例に登場する相談者に限定した表現になっている(事例相談者ではなく相談者の問題解決になっている)
といったポイントがあると思います。
選択の過去問では「優先して取り組むべき目標」と問われています。
この優先して取り組むという点に注意して、
事例相談者の成長を目的とした目標設定を明確に表現したいものです。
事例指導の目標設定のよくない例として、
この事例だけにフォーカスし、その対処法を目標にしてしまうことがあります。
これは必須問題と選択問題の異なるところでもあるかと思います。
色々考えてみましょう。