昨夜、12月に開催予定の1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座のスケジュールご案内をいたしました。
※CVCLAB主催の対策講座に参加ご希望の方を対象にメールにてご案内しているものです。
12月前半には1級論述直前対策のプログラム、
後半には面接対策のプログラムをご提示いたしました。
オンラインと対面を設定しており、
既にオンラインと福岡、大阪会場での講座は満席となっています。
ご予約いただいた方、そしてご検討いただきました方には心から御礼申し上げます。
なお、横浜会場につきましては、
平日開催の日程のみ若干名のお席をご用意できます。
※2022年10月17日AM8時現在の情報です。
定員になり次第、お受け付けは終了いたしますので予めご了承願います。
横浜でご案内できる論述直前対策講座は12月5日(月)、面接対策講座は12月23日(金)となります。
受講ご希望の方は昨夜メールにて送りました予約システムからお申し込み願います。
さて、
今回のブログタイトルですが、
とても大きなテーマにもなるかと思っています。
なぜ「共感」を取り上げてみたのかといえば、
昨日の大学での授業の中で話題に上がったことから、私なりに考えることがあり、
それはまさに1級キャリアコンサルティング技能検定実技試験においても、
とても役に立つ視点になるのではないかと思ったからです。
「共感」を話題にしたのは先生ではなく、
先生の教え子(外国在住)がゲストに招かれて授業に1時間ほど参加され、
そこで私たち学生に向けて語ってくれたことの中に出てきたキーワードになります。
私はその方のお話しを聞きながら、
自分自身に置き換えて考えていました。
キャリアコンサルタントやカウンセラーはわりと多くの面談場面でクライエントをわかったように振る舞うことがあります。
例えば、
《〇〇のように感じられているのですね》
《それはお辛いですね》
というように、
「この人はこう思っているのではないか」
と勝手な思い込みをしてしまうかかわりになっていることがあるかもしれません。
これを「共感」と表現しているとなれば意識がズレていることになる可能性があります。
クライエントからその感じを話してもらわなければわからないことを、
何故かこちらからわかったように言葉にしてしまう。
これではありがた迷惑な話になりそうです。
事例相談者と事例指導者との関係においても似たようなことが起こると思います。
事例相談者が意識的、主観的に体験していることを話してもらう必要があるのに、
事例指導者がロジカルに正しそうなことを先に言ってしまう。
さらに事例指導者がそれを主張しようと身構えている。
このような態度では悲しみしか生まれませんよね。
知らず知らずのうちに優劣をつけようとしていることすらありそうです。
※論述試験の解答などでもそのようなスタンスをとることがあります。
事例相談者と事例指導者の意識している主観的な体験の質感(クオリア)は違うわけで同じ前提では考えられません。
同じわけがないのです。
だからこそ少しでも理解できるように純粋な姿勢で相手を感じる必要があり、
それは何か優劣をつけることではないのです。
結局のところ、
キャリアコンサルタントが学んできている「共感」という言葉が思いのほか軽い場合、
人と人と心を心で語り合うことはなかなか難しいことにもなるのかな…
と考えることができる授業でした。
キャリア形成支援、そしてそれを行うキャリアコンサルタントを育成するということには、
やはり心が重要な働きを持つことを知っていることが大切であり、
その姿勢を保てることが本質的な傾聴につながるのだと改めて感じます。