昨夜はオンラインで
1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座を開催いたしました。
 
先週のオンラインに引き続き、平日の夜のお時間ではありましたが、
多くの受講者様にご参加いただき感謝しております。
受講いただいた方へ心から御礼申し上げます。
 
改めてキャリアコンサルタント同士で行う事例指導について、
実践的にイメージしていく時間をつくりながら論述の過去問を使って考えてみました。
 
以下、
昨夜受講いただいた方へお送りしたメッセージ内容の一部をブログでご紹介いたします。

 

キャリアコンサルタントとしてお互いに成長できる時間を創造していく努力は、

先ず、事例指導者の役割を担う我々が率先していくことが大切です。
お互いが自信を持って行動に駆り立てられていく、
まさに楽しく真剣な場にしていくことが重要だと思うのです。
 
事例相談者は、事例指導者側の問題の捉え方や表現(伝え方)次第で、
まるで正反対の(180度違う)受け止め方をすることが多々あります。
 
事例指導者側の価値観や経験値等での見立て、
問題把握(問題把握になっていないとも言える…)が中心になって評価をしていると、
事例相談者のプロとしての考えや気持ちは置き去りになります。
事例指導者視点がマイナスであればあるほど、
事例相談者の脳は活性化されず硬直し視野が狭まるでしょう。
 
事例相談者は相談者の問題をどのように捉えているのか」
という視点を手がかりにして、
事例相談者の立場に立って感じ・考えてみることが必要だと思うのです。
 
よく…高次の視点、俯瞰する、客観視するなどと表現することがあると思いますが、
そういうワードが、仮に一人歩きすることは実践的に役に立たないこともあります。
 
その言葉の中に、より具体的な表現があるのかもしれません。
それぞれ、その場で場面に合わせ、
ご自身の言葉で具体的に伝えることが必要なことがあります。
 
昨夜も、事例を掴む時、事例相談者の立場に立って、
「自分自身の視点を見直す観点」が重要だとお伝えしてみました。
それは私の考え方でもあり、日頃から心掛けていることを表現しています。
 
言葉の定義は人それぞれで異なることも多いものです。
 
今夜は日本キャリア・カウンセリング研究会様(JCC様)主催の
「1級キャリアコンサルティング技能士による事例指導講座」概要説明会の第2回目が開催されます。
 
昨日の講座内容と連動するお話しを取り入れながらご一緒に考えてまいりたいと存じます。
皆様にお会いできることを心から楽しみにしています。