本日より2022年度CVCLAB1級キャリアコンサルティング技能検定試験実技
(論述・面接)対策講座のオンライン説明会を開催いたします。
当初から開催を予定していた本日と明日の説明会には、
第11回1級キャリアコンサルティング技能検定試験で見事合格を得た方にお願いし、
日程調整が可能な方にご登壇いただくことになっております。
※追加説明会(4月12日開催)では、急遽日程を追加調整したこともあり合格者様へのご登壇依頼はおこなっておりません。
本日明日の1級合格者様のお話しを追加説明会では共有させていただく予定です。
本日、明日の説明会につきましては満席のご予約をいただいております。
誠に恐れ入りますが、予めご予約いただいた方への説明会となりますことをご了承願います。
※4月12日の追加説明会につきましてはあと1席ご用意可能です。
(4月9日 7時現在)
ご予約方法は一昨日(4月7日夕方)にアップしているブログ記事をご参照願います。
さて、この記事のタイトルについて書いてみます。
第11回の1級の試験では、論述試験が残念なことになっている方が多い…
実は例年そのような結果傾向は目立ちます。
※実際は面接試験が残念だった…という方も目立つのです。
周囲の結果等にとらわれ錯覚が起きているのでしょう。
昨年度の受検者様で論述が残念だったという方の中には、
1級に合格した人の論述解答の書き方を一つのモデルにして自分の言葉で要点をまとめたつもりなのに…「え??どうして???」という点数だったんです。
ちゃんと受検成功者のいう通りにキャリアコンサルティングのチェックポイントに沿って指導者視点で網羅したつもりなのに…どこか悪かったのか??わかりません!
と当惑している様子があります。
1級キャリアコンサルティング技能検定の論述試験において、
(事例相談者「相手」がそこにいるわけではないから、指導者として事例を読んでその事例の問題や課題を的確に記述すればいいのだ)
という感覚だけで論述試験に向き合っている場合、結局それは事例検討会に留まっていることになるのではないかと私は感じます。
だから事例の記録内容に振り回されていくのではないでしょうか。
勿論、事例記録に記述されていることは、
事例相談者が何かしら掴んでいるところにもなるのですから、
そこから考えられることを根拠を持って説明することも必要です。
しかし事例指導は書かれている事例内容に振り回されることではありません。
だからこそ事例相談者の立場に立って、記録をまとめているキャリアコンサルタントの立場に立って、事例を味わっていくことが重要になるのではないでしょうか。
キャリアコンサルティングの基本面談フレームをベースにしながらも、
どうして事例相談者がそこでそうしたのか、相応の背景が感じられるでしょう。
相談者の反応等も記述されているのですから、
そこで何が起こっているのか言葉にすることもできると思います。
目の前に事例相談者が不在なんだから、事例指導者(受検者)の視点だけで解答すればいいと考えている人は、そういう指導者であるということにもなってしまいます。
本当はそうではないのに…。
事例を掴むということは、
単に書かれていることに注目して事柄にとらわれていくことではないと思います。
1級の検定試験が何を評価しているのかは試験評価細目等に明確に記されています。
事例から読み取っていく、掴んでいくポイントがズレていると、
論述試験で安定した取り組みができないのではないかと感じます。
事例指導の論述試験も実技試験であることを、
今一度よく考えてみるとより広がりが出てくるかもしれません。
これまでこう書いて合格した…
という書き方教室のようなお話しは実技とは程遠くなります。
そうした感覚で試験に臨むとおそらく遠回りになってしまうはずです。
一旦初期化し、ご自身の自覚の薄いとらわれみたいなものから離れること、
自由に考えることの必要性を取り戻してほしいと願っています。