本日は東京出張で朝から福岡空港に来ています。

4月に入り2022度初のフライトです。




福岡はとても良い天気なのですが、

今朝の天気予報によれば、本日の東京は冷たい雨で体感は真冬だそうで…。

久しぶりに折り畳み傘をカバンに入れました。

 

この時期は服装が難しい。

本日の東京は最高気温が11℃と予報されていましたので真冬の身支度が必要です。

北海道の札幌市内よりも寒いそうです。


そして明日は暖かくなるそうでマフラーや上着は不要なのかもしれませんね。

この出張での行動スケジュールは外を歩くことが少ないので助かりますが…。

 

さて今回の記事のお題です。


例えば、

キャリアコンサルティングを提供していくとき、

クライエントに対しその人自身の興味や関心のあることから自己理解や仕事理解を促すというベーシックな考え方がありますよね。

 

そこで180度違う考え方もあっていいのだ…


とイメージしていくと新たな発見につながり面白いものです。


勿論、クライエントへ押しつけることはありませんが、

私たちキャリアコンサルタント自身が学びや気付きを得るためにも他者への支援力を向上させていくためにも、

あえて自分が興味や関心のないことに触れていく必要もあるのでしょう。

※無理は禁物ですが…。

 

個人的なお話しになります。

数ヶ月前まで、私はアメリカ大統領の演説等、特段興味はありませんでした。

何かきっかけがあったわけではないのですが、

あえて歴代の大統領の演説記録を読む・聞くという学習の場をつくり、ドキドキ困惑しながらも隙間時間で学んでおります。

勿論、学習なので先生も存在しているわけで、ある一定の期間にはテストもあります。


これもご縁というわけで半信半疑で取り組み出してみたのですが、

大統領演説を読むという行動に出なければ、

それが意外と身近に感じられることであるとか、

現代のキャリア形成支援力にもつながるということなど何も気付くことはなかったと思います。


大統領演説からつながり、

キング牧師の「I Have a Dream」の演説音源に出会うことにもなりました。

※今更ながらその演説のパワーと内容に感激しています。


ガラッとお話しを変えますが、

これも今更ながらという感じですが…

運動と健康にも注目しています。


運動も健康も当たり前のように日々意識はしています。

ただそれ以上でも以下でもないというか、

改めて専門的に学んでみようとは思っていませんでした。

ところがその科目をわざわざ選択することになったのはその学びに全く興味がわかなかったからです。


キャリア形成支援に携わっていれば誰でも健康についてはその必要性を実感していると思います。

キャリア形成支援には自身の心身の健康は必須ですね。

 

人間が生きていくうえで全てに関わってみることはなかなか難しいと思います。

しかし自然体で行動していると、

人はどうしても普段から興味がある方へ向きやすいと思います。

それはそれでストレスなく過ごせるので良い感じもしますが、

どうしてもみるところが固定されやすくなる、

狭くなりやすいということもあるかもしれません。

勿論、その興味範囲の中でそれを深めていくことが新たな気付きにもなるということもありますよね。

 

あえて興味や関心のないことにもかかわっていくことは冒険心や好奇心をくすぐることにもつながり、

またそれは知らなかったことを知ることにもなり、これも自己理解のひとつであり、

思わぬ自分を発見することにもなるのでしょう。

 

前回の記事でも少し触れましたが、

自分が興味のなかった職業やその道具などに触れてみることは学びになりキャリア形成支援にも役立ちます。

※例えばデリックのお話しですね。

 

たまたま印象だけでそれに興味が持てなかったのかもしれませんし、

何かの思い込み等から関心を持つことができなかっただけかもしれません。

 

1級キャリアコンサルティング技能検定試験の論述問題を考えるとき、

ご自身で「語彙力がないから論述での解答表現に困る」と嘆く声をお聞きすることがあります。


確かに表現力や説得力のある文章を書くとき、

語彙力は大事なのだと感じます。

少し異なる考え方として、

語彙力は突然飛躍的に上がるとは思えない…

という現実的な前提を考えてみると、

語彙力のなさをあれこれ考えるよりは、

自分自身の経験したことのないことに一つひとつ挑戦してみようか…

と考えてみることもあります。

様々な体験から身につく言葉も増えるでしょう。


これこそ自然にボキャブラリーを増やすということにつながるのだと考えます。

もしかしたら人のキャリア形成支援に関係のない言葉など存在しないのかもしれません。


1級キャリアコンサルティング技能検定試験で学術的なワードを無理に使おうとせず、

生活感のあるご自身の言葉で考えられる表現を幅広く柔軟に活用できるようにする方が、

論述試験に対してうまくいくように思います。


論述は学科試験ではありませんので、

知識や理論では表現しきれない人間らしさを大切にした解答が書けるといいですね。