1級キャリアコンサルティング技能検定試験の結果がお手元に届き、
その評価内容を数字でみたとき情動が動きます。
そこに書かれている数字を受け入れられなかったり、目を背けてしまったり、
または数字に心が躍ったりすることもあります。
例えば、論述試験の点数について48点と示されていて、
驚くほどショックを受けたりすることがあります。
これは40点台ということにショックを受けるということかもしれませんが、
ちょっと見方を変えてみれば、到達するまであと12点だったわけですね。
全部で6問ですから、
単純に考えてみれば各問であと2点取れていれば到達だったということです。
では、結果が60点という評価だったら、どのように感じていたのでしょう。
(ちょっと危なかったけど、とりあえずは合格だったから…)
という感じで、もし振り返りもしていなければどうなるか。
恐らく次はどうなるかわからないと思うのです。
何が評価されているのか見えていないことにもなるでしょう。
ご自身の解答再現すらしていないとなると、
どうしてその点数になったのかすら、かなり曖昧なままになると思います。
つまり、40点だったからダメとか、60点だったらいいとか、
そういうことではなく、
どんな点数であっても解答再現は本来しておくことなんだと思います。
それは事例相談者の支援のためにも、クライエント支援につなげるためにも。
なんとなく結果が何点だった…で終わらせてしまうと、
結局、ご自身の受検結果の評価の良し悪しに関心が集中してしまい、
実際にどこをみているのかわからなくなることがあるのではないかと思うのです。
実際、結果通知書は意味なく作成されているわけではありませんよね。
(当然、信じているというベースですが…)
面接のロールプレイの内容も口頭試問でも、
どんなやり取りをしていたのか、
本来はメモベースでもいいので記録しておくことが本当に大切です。
それができていないと、どうやって振り返るのか…
より適切な振り返りが実現できないと思うのです。
そしてこれは試験だけではなく実践でも同じことがいえます。
大変な作業ではありますが、
今からでもご自身のことをなるべく自己で確認しておくことをおすすめいたします。
必ず、その点数にご自身のCCとしての成長ポイントがあると思います。