本日はキャリアコンサルタントの実践スーパービジョンのあり方を検討していくオンライン勉強会に講師として登壇する予定です。
本日の勉強会にご予約いただいた方々、
そして主催者の皆様には貴重な時間をいただき感謝いたします。
180分間の学びの時間が皆様にとって豊かなものになるよう懸命に努めてまいります。皆様とオンラインを通してお会いできることを心から楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、本日の勉強会でも少し触れていく内容なのですが、
スーパービジョンのあり方のひとつとして大切にしていることとして、
仰々しいワードにとらわれないことだと考えます。
※どこか仰々しいと感じているのは私だけかもしれませんが…苦笑
最近配信されてくる業界情報等には、
スーパービジョンとかスーパーバイザーとか急増していますよね…
日頃から指導者の役割を業として担っている方には、
感度や情報処理能力等が高い方も多く、仰々しく感じることを不適切に思ったり、
どこか相容れない感覚を持ったりするものです。
つまり押し付けられていることに敏感で嫌悪感を持つことができるのだと感じます。
勿論、スーパービジョンについて学ぶことはとても有益だと私は実感しています。
様々な分野で活動する全ての人に必要となる勉強会なのだと言えるのではないでしょうか。実際にはその学習内容が大事なのでありスーパービジョンという言葉はどうでもいいようにも考えます。
一例ですが、
随分前に、カウンセラー養成やスーパービジョンについて大学院レベル??でのトレーニングが必要だというお話しをお聞きしました。
色々深い意味合いがあるので、そのことについてここで記事にしたいわけではありません。
ただ当時、そのお話を受けた専門家同士の中には、言葉をそのまま受け止め表面的に解釈してしまうリスクがありました。
情報発信する側は、そこまで考え言葉を選ぶ使命があるのではと疑問に感じたものです。
あくまで一例ですが、
《大学院レベルの学びや経験が必要だと議論され求められているのは業界内特有のものなのか、それとも社会から求められているものであるのかギャップがある。》
こんなことをムキになって語り合っていた仲間もいました。
実際の現場で起きていることを業界を動かしている上層部に位置する人間は意外と知らない。どこかの教授や官僚の考えだよね…と捨て台詞。
このようなことを感じている者同士の中では、
大学院にいかない人はカウンセラーやスーパーバイザーの役割を担うことはできないのかと勘違いともとれる疑問を呈する。
大学や院に行かなくとも現場で大活躍している専門家は存在するのも事実だという。
こうした信念みたいなものがぶつかり合い偏見が勝手に強化されていくのです。
スーパービジョンを仰々しくみせていくと離れていく人も多いのは事実です。
経営者、管理者、指導者、教師、様々に指導、助言、支援を現場で実施している方にとって、悩みはつきもの。
悩みを抱えた専門の人への関わり方にはいろんなスタイルがあり、またこうしなければならないという正解自体がありません。
だからこそ現場特有のその共通認識と基本を軸にして考えてみることで、
相互での学び合いを重視していく時間がスーパービジョンとなり得るわけで、
その学びの時間は誰が創造することになるのでしょう。
スーパービジョンを極自然体で思索し、
それを踏まえた上でキャリアコンサルタントの成長を目的としたスーパーバイザーという役割を考えてみることが大事だと思うのです。
いつでもどこでも誰とでも、
スーパービジョンをある意味気軽に実施できるといいですね。