読者の皆様へ

 

あけましておめでとうございます。

 

依然として、新型コロナウイルス感染症が世間を脅かしており、

そうした環境下、医療従事者の方や人命の保護・支援、

そして事態収束に向けての諸活動に日々ご努力いただいている全ての方々へ、

深い敬意を込めて感謝申し上げます。

 

また、読者の皆様、講座を受講いただいた皆様、

旧年中はひとかたならぬお世話になりまして誠にありがとうございました。

 

本年も業界の発展に少しでも寄与できますよう精励いたす所存でございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

令和4年の初めてのブログ記事となりますので、

自身の抱負をここで少し日記にしておきたいと存じます。

 

2021年9月現在、

1級・2級キャリアコンサルティング技能士数(計10,831名)の中で、

1級技能士の構成比は約4%(483名)となっています。

 

これでは国家資格キャリアコンサルタント(2021年11月末現在登録者数58,656名)への事例指導やスーパービジョンが幅広く展開できる状態にはないと感じます。

 

様々なところで活躍しているキャリアコンサルタントの方が

気軽にスーパービジョンを受講したいと考えても、

誰にアプローチしたらいいのか、また敷居が高すぎたり…

諸々サービスギャップが生まれていると認識しています。

 

この状態では、

専門家の学習システム等で充実しているとは言い難いところがあり、

クライエントへのより質の高いサービス提供が実現し得ないともいえます。

 

CVCLABでは、

1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座を通し、

キャリア形成支援者の本質的な事例指導の面接やスーパービジョンの基本・基礎を現場に広く浸透させていく諸活動を実施していく必要があると考えています。

 

その原点となる職業的(専門的)教育コンテンツの基盤になるものの一つは、

令和3年3月に公開された

「令和2年度 キャリアコンサルタントの実践力強化に関する調査研究事業 報告書」

に一部紹介されているスーパーバイザー試行養成講習受講プログラムでもあります。

 

そのプログラムの要点を現場実践水準に落とし込み、

実務事例等を取り入れながら受講者様へ提供していくことでもあると思っています。

 

1級キャリアコンサルティング技能検定試験は、

その基本的な内容が知識レベル・実践レベルである程度(6割方)クリアしていれば合格できる試験になると考えます。

※1級は事例指導の面接の基本ができることが重要です。

 

2022年度(4月から)も

第12回1級キャリアコンサルティング技能検定試験の受検予定者様を対象に、

皆様の1級技能検定試験合格を目指しながら、

実務実践レベル等で活用できる学習内容をご提供できるように考えています。

 

また私自身は、医療と職域をつなぐキャリア形成支援をテーマに、

昨年、両立支援コーディネーターのあり方について基礎を学びました。

 

改めてキャリア形成支援者の専門的な視点から、

その応用を学び、具体的な仕組み作り(環境作り)を研究していきたいと考えています。

 

現在、医療教育現場の一側面の立場を理解していくためにも、

九州大学で模擬患者を演じる学習をボランティアとして継続しています。

 

模擬患者の役割自体はその目的が異なれど、

私からすると、少なくとも医療現場の課題等が理解・発見できる側面があり、

それは医療と職域をつなぐ、よりリアルな手がかりを得られることにもなります。

 

実際に両立の側面で現場で活躍されている方は既に存在していますが、

例えばそれは医療現場からの事情等を踏まえた面で支援を進めていることも多く、

産業組織の面からのキャリア支援については、

十分な対応・支援ができているとは言い難い側面があります。

 

その多くは患者個人と企業組織等での話し合いに任せてしまうケースもあり、

弱者となる者が去っていかざるを得ないという実態を何度もみてきました。

 

医療と職域をつなぐ支援というのはそういうことではないと私は考えています。


だからこそ医療側の最先端の教育現場を知ることが、

今後の様々な方のキャリア形成の両立支援にも有益であると感じています。

 

さらには、このコロナ禍で、

私自身、税理士や社会保険労務士、行政書士、FP等と連携し、

地域で働く人(小規模事業者・個人事業主)を支援する活動をしています。

 

その活動は、例えば、社会保険労務士が扱う情報やその法制度等、

キャリア形成支援により重要性が出てきていることを今だからこそ実感しています。

 

社会保険労務士の資格を取得する水準で学びを重ねることで、

労働科目や社会保険科目の最新知識・情報等を得ることができ、

キャリア形成支援における個々のケースでの気づきを多面的に増やすことができます。

 

今だからこそ、

キャリア形成支援者が社会保険労務士の資格に合格する水準まで学ぶということは、

それだけ知識レベルで法改正や最新の制度等にも詳しくなるわけで、

それを学ぶ意義は、現場でのキャリア形成支援につながります。

 

私はこの4月から、

業務の中で公認心理師としてストレスチェックにも関与していくため、

上記の両立支援のスキルと社労士の知識は、

私がこれから活動していく領域では不可欠なものになります。

 

長くなりましたが、

今年1年間の私の抱負は以上のことが大きな要点になると思っています。

 

そして、まだまだ道は長いのですが、

現在学んでいる放送大学について、

教養学部の心理と教育コースで全科履修生として60歳までのスケジュールを計画しています。

※自分のペースで学びを重ねています。

 

その後、某大学院の人間環境学研究院に入学し(私の勝手な予定です…苦笑)、

現在実践している諸活動の実践データを整理して、自分がやりたかった研究を進めていけたらと目論んでいます。

目標は70歳までに自身の研究室を持つこと!!!

 

さらに70歳から100歳までの30年間は、

今まで以上に世の中のためになる現役活動を進めていきたいと考えています。

 

まだまだ先が長くて面白い。夢に向かって頑張ります。

 

さて、

1級キャリアコンサルティング技能検定の面接試験までは

あと30日強〜50日弱となりましたね。

 

第11回1級キャリアコンサルティング技能検定試験の合格目指して、

張り切っていきましょう!!!

 

読者の皆様にとって、

1級合格は目標達成のための大事な通過点だと認識しています。

 

心から応援しています。

 

CVCLAB/小林幸彦