一昨日より1級キャリアコンサルティング技能検定試験を受検された方から、

受検感想などをメールでいただいておりますが、

特に学科試験に関して相当に反応が割れているので、

今回の記事では普段記事に書いていない学科試験の問題について、

私の意見や感想を少し書いてみたいと思います。

※個人的な感覚をそのまま記しますので、全く異なるご意見の方もいらっしゃると思います。

その辺りは予めご了承願います。


実際に問題を解いてみなければわかりませんので、

第11回学科試験問題がホームページにアップされてから昨日の午前中のうちに私なりに解いてみました。


学科試験の受検ではなかった方も、

できる限りご自身の知識アップデートのためにも試験内容を把握されておく必要があると思います。

是非、お時間をつくってトライしてみてくださいね!


先日、

JAVADA様でのセミナーで取り入れた内容なのですが、

キャリアコンサルタントとして職業能力開発促進法の概要や基本計画等は外せないところなので、

この辺りは出題される予想がつく内容です。


勿論、第11次職業能力開発基本計画についても出題されており、

上記セミナーでもキャリア形成支援のあり方として講義内容に取り入れていました。


また、以前からこのブログで触れていましたが、

メンタルヘルス・マネジメント検定試験のマスターコース等を勉強されたばかりの方は解ける問題が結構ありましたよね。


さらに公認心理師試験対策勉強をしている方も解きやすい問題が多数ありました。


こんなにも他資格試験と被るポイントがあるとは、

興味深い現象に感じます。


そしてキャリアコンサルタントとして、

これらの学びは以前から変わらず必須分野となります。


両立支援コーディネーターの講習会内容、

労働基準法・労働安全衛生法の勉強をしている人(例えば社労士資格の勉強をしている人)にも有利な問題がありました。


私は今の仕事柄、

職域と医療での両立支援や社労士の勉強をしていく必要があり、

今回の学科試験の内容はこの辺も一致していた部分があります。


理論と学者との関連問題等についても基本として実用的なものが多く、

ブリッジズやシュロスバーグ、レビンソン等、

昨年、CVCLABの実技対策講座の中で実践解説にも活用したものが多く出題されていたので少し驚きました。


つまり、私自身は個人的にとても受け入れやすかった…各問わりと解きやすかった感じがします。


自己採点もそれなりで、

間違えた箇所は5つ未満でした。

勿論、あやしいところもありますので自分の理解を改めて深めています。


スーパービジョンの問題はどの内容も大丈夫ですよね。

これはあえてここでは触れません。


一方、

教育指導等の設問は日頃あまり関わりのない方には難しいと感じたところがあったかもしれません。


私は比較的好きなポイントばかりの出題でしたが、

当然に全く逆の感触やお考えをお持ちの方も多いのが現状です。


正直なところ、このあたりの偏りが、

問題策定の面でも気になるところです。

※偉そうにすみません。


試験でもなんでも、

この業界、一部の方が成功すればよいということではありませんので、

キャリアカウンセリングの原点をバランスよく大切にした学びを必要とする試験問題に発展していくことを願っています。


この業界全体のカウンセリングアプローチの質がしっかりと向上することが、

キャリア形成支援のエッセンスにつながるように考えます。

※決して学科試験問題が悪いと記しているわけではありません。


私ごときがおこがましいのですが、

感じたことをそのまま日記にいたしました。