明日から横浜会場で1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座を開催するため、
今朝、福岡から羽田に飛びました。
先ほど羽田空港に到着し、早速横浜に向かっております。
緊急事態宣言が解除されたタイミングから、
どこへ訪問してもなんとなく活気が戻ってきている感じですね。
私が搭乗した飛行機も平日の朝一便でありながら多くのお客様がいらっしゃいました。
空港で働く方々にもなんとなく心の笑顔が戻ってきた感じがありちょっぴり嬉しいです。
今年はより良い一年の締めくくりを迎えられるといいですね。
明日、そして日曜日に
横浜会場での講座に参加いただく方はよろしくお願いいたします。
会場で皆様とお会いできることを心より楽しみにしています。
なお、日曜日に講座受講される方は会場の場所をお間違えのないようにお願いいたします。
※いつもと異なる会場なのでお手隙の際にメールでのご案内を改めてご確認願います。
さてさて、
今回の記事タイトルについて書きます。
1級キャリアコンサルティング技能検定試験の論述問題では、
《問題はどのようなものがあるか、あなたの考えを記述せよ。》
という問いかけが印象的ですよね。
CVCLABの講座受講者の方からも、
《問題はなにかと問われているので問題をいくつか解答しないといけませんよね。》
といった考え方を受けることがあります。
事例記録に事実がありのままに示されているのであれば、
その記述から単なる問題探しをすることもありなのかもしれません。
※伝えたいことが少し違うのですが…わかりやすく表現しました。
問題と考えられることをベースにして各問を検討していくことになるのでしょう。
人は誰でもひとつやふたつ、
仕事などにおいて躓きや失敗はつきもの。
大なり小なり悩むことも心がざわつくこともあるでしょう。
そうしたとき、
自分の視界に見えているものを軸にしてマイナスに考えたり、
他者への評価や物事の評価をつい悪い方に考えてしまう癖みたいなものがある場合は、
せめてキャリアコンサルタントの事例指導においては見方をガラッと180度変換してみることも意味があると思います。
視点を変えてみることは、
ご自身の成長にもつながる機会を得られることになります。
昨日もあるセミナーに登壇してお話ししたことなのですが、
《問題はなにか》と問われた際、
他者の「〇〇ができていない」ということだけにフラグが立つのは、
思考の視野を自ら狭めている可能性があり勿体ない気もします。
勿論、その状況等に応じて、
問題の事実関係から可視化・明確化していくことが必要なことは多々あります。
キャリア形成支援者への事例指導やスーパービジョンの際はどうでしょうか。
※法や倫理等、専門家として看過できない事柄等を扱う場合を除いて書きます。
事例指導者が単に問題を事例指導者視点で明確化すればいいのでしょうか。
ひとつの考えとして、
相手の仕事を真から尊重する一貫した態度と姿勢が指導者には必要だと考えています。
同じプロ同士として活動をしている人に向かって
「〇〇ができていない」
とマイナスの評価をすることは
事例指導の問題把握だとは思えないのです。
事例指導の目的を加味して考えてみれば、
『〇〇ができるにはどうすればよさそうか』
と変換して人の立場に立って成長課題を考えられる思考が大事なのではないかと思うのです。
つまり、
事例相談者の事例を預かってその人のキャリアコンサルティングを指摘するだけに終わらない文字表現は実技として必要ではないでしょうか。
問題はなにかと問われているだけだから問題を書けばいい。
そのような考え方の指導者もいらっしゃるかもしれませんが、
事例指導の実技は単に適切に正解を示せば良いというだけではない、
専門家同士での人と人との関係性も大切なのではないかと実感します。
それはロールプレイだけではなく論述問題でも取り入れることができます。