昨日アップした記事の内容が業界のリアルな実態に迫っていた内容でもあり、
また一側面からの意見をズバリ書いていたので、ちょっと刺激が強かったようです…苦笑

もっとオブラートに包むことも必要かと考えて、
昨日の記事と差し替え、
先日私が某大学へレポート(キャリアコンサルタントの役割と問題などをテーマにしたレポート)として提出した内容の一部を加工して記事にいたします。

ご関心のある方はお手隙の際に読んでみてください。

人生100年時代個の主体的なキャリア形成支援していくため、キャリアコンサルティングは人々の健康増進に資する活動そのものであるという考え方が大切であり、相談者身体的、精神的、社会的、スピリチュアル的に申し分ない状態にあることがキャリアをデザインしていく上で必須条件なる
またキャリア支援が心理支援の一つである以上、キャリア理論を実践できることは勿論、キャリアコンサルタントは適切なカウンセリングアプローチ技術を備えていること、適宜それを相談者に提供できることが必要である
面談で、相談者が抱える問題そのものに注目するのではなく、問題を抱えている相談者その人に焦点をあて対話を重ね相互作用を生み出せることがキャリアコンサルタントの役割でもある。
また個と環境の適応という観点でクライエントを観ることに意義があり、今のキャリアコンサルタントの課題としてネットワークや環境への働きかけの弱さが伺える
例えば組織におけるメンタルヘルス促進を適切に進められるキャリアコンサルタントがどれほど存在するのかというと、自信を持てない有資格者が多い実態がある
職域と医療との両立支援なども含め、必要に応じ実践リファーができること専門家からのコンサルテーションを受けられこと多職種との連携・協働ができる環境を構築していることなどが必要だが不十分である。
さらには組織介入が苦手なキャリアコンサルタントも少なくなく業界では課題となっている
一方、業界全体が企業組織へのキャリアコンサルティングの導入という視点(例えばセルフ・キャリアドック等)に偏ってしまっている側面があり、本質的な仕組み作り至っていない現状ある。
今後、キャリアコンサルタントが果たすべき役割は多様で支障となり得る課題は山積しているが多職種との連携を強化し更なる激動の世界でいかに個々人のレジリエンスを高めていく柔軟なキャリア形成支援を提供できるかが問われている

以上のような概要で私の考えを示しています。

国が定めた方針や何か大きな力によって方向付けされたものに依存することなく、
本質的な活動を続けていく必要性をメッセージいたしました。

現場でリアルに起こっていることを体感せずに、
色々とトップダウンだけの方向性で業界を動かそうとされる世界でもあります。

我々一人ひとりのキャリアコンサルタントが自律的に軸を持ってしなやかに適応していくことが必要だと思います。