1級キャリアコンサルティング技能検定の論述試験や口頭試問等の練習で、

わりと多くの場合に

《自己理解不足》

《仕事理解不足》

《情報収集不足》

《対話能力不足》

《社会資源不足》

等とキャリアコンサルタントならではの視点で

言葉を合わせて語られることがあります。

 

こうした言葉を選択して語ることはとても楽です。

 

キャリアコンサルタント同士だから伝わりやすい…

当然だと思って使っている場合もあるかもしれません。

 

それに対して少し厳しい感じに表現すると、

例えばそうした抽象的な解答等は、

残念ながら綺麗事にしかうつらないと私は思います。

 

自己理解不足と表現すれば、

それはそれでそうかもしれません。

 

そしてそれでは具体的に全然わからないのです。

 

恐らく…

試験官の先生方もそのような視点を持たれ、

結果を評価されることがあるはずだと私は信じています。

※私の個人的な見解ですが…。

 

現場ではそうしたボヤけた表現では個別性も何も伝わらないし、

そうした会話はあまり役には立ちません。

 

結局、一番大切なところを、

なんとなく綺麗に丸めて表現しているだけになりますよね。

 

本質に触れていないようなやりとりになります。

 

仕事理解不足といっても、

その相談者にとってどのような仕事の理解が必要なのか、

そもそも仕事とはその人にとってなんであるのかも読んでいないとなるとまずい気がします。

きちんと言葉で明確に説明する必要があるのです。

 

情報収集不足も対話能力(コミュニケーション能力)不足も、

ソーシャルサポート確認不足も全てそうした視点が必要です。

 

丸めたような抽象的な言葉選びは一旦わきにおいて、

なるべくその人の個別性を大切にした表現を心がけることをお勧めします。

 

練習あるのみですね!