1級キャリアコンサルティング技能検定の実技(論述・面接)試験にお役に立つと思う話題をひとつご紹介いたします。


生活していく中で日頃目にするシーンは人それぞれたくさんありますね。


そこで、

目の前のその出来事等を

「観察」と「結論」とで切り離して考えてみたことはありますか。


改めて意識的に考えたことはない…

という方も多いのではないかと思うのですがいかがでしょう。


これ、

実際にやってみると意外と難しいと思います。


例えば


犬が吠えている姿をみて


《犬が怒っている》


という人がいます。


これは「観察」か「結論」かと尋ねられたらいかがでしょうか。



「…」




きっと今読者の皆様は

どちらか考えているか選んでいるかと思います。




では、


《犬が吠えている》


これはどうですか。



「…」




そうですね。


前者は私たちが推測している答えであり、

一般化した感覚等から導かれた「結論」です。


ですから人によっては、

吠えている犬をみて結論として

(喜んでるよ)

と思う人も居るかもしれないのです。


面白いですね。


一方、


《犬が吠えている》


というのは観ている側からの事実であり「観察」となります。


この「観察」と「結論」を分けて考えてみることはとても役に立ちます。


実はこのお話し…


前回も記事にしましたが、

ある研修会で教えていただいたワークなのです。


先生から様々なシーンを出してもらいながら

「観察」か「結論」かを考えるワークを体験しました。


決して自分の価値観で「結論」付けていくことが悪いとか良いとかのお話しではありません。


そして、私たちの「結論」は間違っていることもあるということに気付くことができるかどうかは大切な気がします。


1級キャリアコンサルティング技能検定の実技試験や、実際の事例指導でも役に立つのではないでしょうか。


「観察」と「結論」を切り離して考えてみることは意義深いと思います。


ぜひ、機会を創ってお仲間やご家族、お友達と一緒に考えてみてくださいね。