1級キャリアコンサルティング技能検定試験の論述試験の中で、

事例相談者の成長支援に関する目標設定を行う場面があります。

 

この目標設定に関して

《難しい》

と感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

 

頭の中ではなんとなくイメージできるのですが、

なかなか表現することができない。

 

他者にきちんと伝わるように表現することは難しいですよね。

 

特に文字にするとなると、

喋り言葉と違ってさらに難しいと思います。

 

1級論述試験ではこれまでの過去問をみると、

(優先して取り組むべき目標は何か。)

と選択問題で問われています。

 

これを「この事例相談者」に適したピタッとする表現で文字にできる方は

なかなかいないように思います。

 

私はこれを考えるとき大事にしているところは、

『この事例相談者が気になっているところにいかに繋げられるか』

という点です。

 

また欲を言えば、

『できるだけ具体的で明確な言葉を使う』

ということです。

 

勿論、目標が方法になってしまうとよろしくないと思いますので、

その辺りは注意したいですね。

 

また、欲張って目標項目があれこれ複数入っていると、

何が優先なのかわからなくなってしまいます。

 

これって意外と多いのです…。

 

気をつけたいところですね。

 

キャリアコンサルタント育成のための事例指導においての優れた目標設定は、

特に明確性と達成可能性、そして関連性だと思います。

※私の考えの一つです。

 

ぜひ、意識して文字に表現してみてください。

 

優れた目標設定ができることで、

効果的な方法や内容は具体的に示すことがし易くなると思います。