1級キャリアコンサルティング技能検定の論述試験に苦手意識をもつ方は多いと思います。
2級の場合、キャリアコンサルタントとして自然な感覚で無理なく示すことができると考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
1級はいくらしっかり取り組んで考えてみても、
自身の行動と結果通知の随伴性が感じられず、
論述に関して挫折感を抱いたり、
すっかり自信をなくしそうになるという方もいます。
今回はそのようなときのお話しを少し書きます。
先ずここから脱出するには…
というか、
そもそも脱出しようとか、なんとかせねば…
と考えてしまうこと自体、
自分が望まない方向に向いていることもあるかもしれません。
そういう自分の状態を見つめ、
少しずつでも無理のない程度に取り組んでみればいいのだと思います。
効力予期や結果予期を感じられないから
「※やらない」
を選択することもありだと思います。
※今はやらないという選択。
例えばおやすみ…というイメージですね。
ここで無理をする意味はあまりないかも。
一方、試験合格という報酬が目的ではなく、
それは手段のひとつであり、
その取り組みそれ自体に目的があるのだ…
と自己制御できることもあります。
内発的なものを楽しんでいるのであれば、
どうであれその方向性をより確立させ、
強く継続していくことがよいと思います。
ひとつのやり方を私の視点で書きます。
論述試験が苦手だといわれる方は、
ボキャブラリーが…語彙力が…
と表現されることが多い気がします。
私は1級の論述試験に臨む際、
それはあまり関係がないと思っています。
ただ、もし本当にそのように感じているのであれば、
例えば、過去問の事例等から想像し得るクライエントの個人的な側面、
組織的な側面等からキーワードをイメージしたり、
キャリア支援自体のアプローチ等のキーワードを想像・整理して、
それに纏わる基礎的な専門書籍を一冊手に入れて読んでみるのはいかがでしょうか。
WEB等よりも紙媒体の方が色々としっくりくる言葉や表現が見つかることも多いものです。
インターネットを検索している時間を
読書にあててみると、
意外と使いたくなるワードがたくさん見つかります。
そんな積み重ねが自分の考えを文字にしていくときのパワーになってくれます。
単に書く練習を重ねるよりも手の負担も軽くなるだろうし、
素敵な言葉を数多く発見できることで《やる気》がみなぎってくるかもしれませんね!
このブログをきっかけに、
論述試験が面白い、楽しくなってきた、
そんな風に感じていただけると嬉しく思います。
1級に合格してからも論述は実務研鑽のひとつとして永遠にやり続けるものでしょうから、
今のうちにセルフコントロールできるように鍛えていきましょう。
最後に、何はともあれ、
ご自身と相性の合うスーパーバイザーや事例指導者と出会うこと、
とにかく実際の事例指導を受けるということも大切です。
※相性が合うというのが絶対大事です!