キャリアについて、そのあり方などを学んでいる中で、
東アジア…いや、日本人として、
ふと疑問に思うことはないでしょうか。
特に、心理学概論等、その学問に近づいたり、触れていくたび、
微妙に違和感を感じたり、頭でっかちに感じてしまったり、
自然に不一致を起こしたり…。
例えば、
北アメリカの大学院で学びました!!
欧州で学びました!!!
と言われると、
それとなく居心地の悪さを感じることがあります。
※私だけかもしれませんが…苦笑
多くの教授・先生方が示してくれる理論の背景に登場する、
その理論を支えている実験参加者の方々等は、
「西洋の」「教育を受け」「産業化・工業化された」「豊かで」「民主的」
な人たちがほとんどであり、
その実験の研究分析結果であるとも表現できるかもしれません。
要するに偏っているのでは…と感じることがあります。
これを
WEIRD 【Western、Educated、Industrial、Rich、and Democratic】
と表現するそうです。
WEIRDでない人、Non WEIRDの人たち、
また、日本人とは大きな違いがあることは理解しやすいことだと存じます。
さらには、東南アジアと一括りに表現されても、
私たち日本人は、
実際に東アジアの人間としてなんとなく自覚できない、
していないという側面を持っている方も多くいます。
グローバル化の時代であるといっても、
ごく自然体に考えて日本における日本人への支援のあり方を変化させていく必要もあると思います。
欧米諸国では、今でも日本人を、
例えば…
中国の方や韓国の方と一括りにみる人も多いと聞きます。
実際には、その違いがあるからこそ、お互いに理解を深めていく意義があり、
またそこに人間としての面白さがあります。
そして、日本人の人生観は、
恐らく諸外国の方と色々な意味で異なりがあります。
※多くの方はその違いを様々に感じていると思います。
日本の中で生活をしている人にとってみれば、
身近な支援を必要としている人の方が圧倒的に多い。
それを専門家の自己満足的な世界で支援しているように勘違いしてしまっていては、
よくないと思っています。
国の方針等があるからクライエントの支援活動を始めたわけではありませんし、
何か資格等が欲しくて勉強してきたわけでもなく、
キャリアに関する支援等を必要としている人がいるからこそ実践的な学びを深め、
相応の知識や技術を高めていくわけで自身を守る余計な鎧は不要だと感じます。
今のキャリアコンサルティング実践家として、
これまでの諸外国で生まれた理論や技術ばかりに偏ることなく、
これからの現場に役立つ理論や技術を、
新たに創造していくことの必要性を個人的に考えています。
現代の日本では、
新たなキャリア理論を示していくこともある意味必要でないかと思うのです。
キャリアコンサルティングという支援サービスによって、
日本をブラッシュアップしていきたいと意気込んでおります。