ある講義で私が3歳の時に発せられたとするメッセージの紹介を受け触発されました。

 

本日の記事はその大切なメモを思い記します。

 

〜桐原 葆見 著(疲労と精神衛生)より〜

 

「真のヒューマニズムは、働く者の主体性、自主性を確立するところにある。」

 

このメッセージが1968年に発信されたものであると知り、

改めて、

53年間を経た日本の社会で何か進化しているのだろうか…

 

と反省し、また考えました。

 

例えば、テイラーの科学的管理法。


学者の方々は「古臭い」という方もいますが、

正直、実際の今の産業社会組織は、

特段脱却できているわけではない気もします。

 

多くの権威者は、

そのようなX理論的な認識を今でも持っている。

 

現代社会において、キャリア支援という言葉を、

平気で自己利益にすりかえてしまうような世界もある中、そうした疑問を感じます。

 

〜桐原 葆見 著(疲労と精神衛生)より〜

 

「労働者は資本の僕でもない、経済の僕でもない、産業の僕でもない、技術の僕でもあってはならない。

資本も経済も産業も技術も、すべて人間のためにあるのである。」

 

今の政治、企業組織のあり方、

本質的に進化しているのでしょうか。

 

お話しを、

キャリアコンサルタントに向けてみると、

 

資格をどう活用するか…できているか、できていないか…とか、

キャリアコンサルタントの仕事のあり方、組織へのアプローチの必要性等々。

 

傾聴がどう…面談展開がどう…。

専門性がどう、組織へのアプローチがどう…。

 

という具合に、何かと内輪に向いていて、

大事なところにフォーカスされていないことも多いのかもしれません。

 

もっともそうに語っていても、多くの話題が、

自己や自分の所属している集団組織等が中心にあるような気がします。

 

かくいう私も、

企業組織等とのコミュニケーションの中で

自然とそんなモードにあることに気付かされます。

 

まず、原点に戻り、

キャリア形成支援に携わる純粋な人間でありたい。

 

なかなか難しいことなのですが、

 

単純に、

「何か少しでも人の役に立てたらいいな」

こんな純粋な気持ちを中心に置いて、

日々欲張らず生きていけると良い気がします。

 

それは、

自然と人を本気で信じられること。

 

人は意欲を持っているということ。

 

それを真から信じられる人間観を持てることなんだと思います。

 

私はなかなかできないかもしれませんが、

でも、だからこそやってみようじゃないか…というところに醍醐味がある。

 

ここに支援したいと思えるモチベーションが生まれる気がしているのです。