1級キャリアコンサルティング技能検定試験を受検される方には、

様々な目的を持ち資格取得に挑戦している方が多いと思います。

 

最近、私が感じ自身の「気づきノート」に書いている内容をほんの少しだけここにご紹介いたします。

 

上位資格や難易度の高い資格等を取得するという時の心理傾向としてもあり得るのかもしれないと自分の中でも整理しています。


なお、多様なご意見があるかと思いますが、

私の考え方でひとりごとのように書き連ねている日記ですので、そこはご容赦ください。

 

先ず、突然ですが、

キャリアコンサルティングは世の中に必要かと問われたら、

私は「必須」であると表現したい。

 

皆様はいかがでしょうか。


実は、内心では必要ないと思っている方がこのブログ読者にいらっしゃるとすれば、

それはそれで刺激的ではありますが…苦笑

 

私がここに描きたいことは、

「現代社会だからこそ」

「先の見えない世の中だからこそ」

「激動の社会だからこそ」

キャリア形成支援が必要であるというようなことではありません。


私はこの表現はあまり好きではないのです。


いつでも常に激動ですし、

働く環境だって市場だって、

常に草創期であると言えます。


今に始まったことではない。


自分のことをひとつまみ書くと、

40年以上前、

本気で誰かに相談したかった…です。


自身のことと両親のことについてです。


そうした方は昔から今でも多いと思います。


私がここで示したいことのひとつには、


どんな時代に生きようと、

「キャリア」

という表現や意味にとらわれることなく、

自分の人生を

「さて…これからの時間をいかに生きようか」

と改めて主体的に考える機会は必須だと思っています。


だから本当のキャリアコンサルティングを提供できる方が存在するのなら必須だと考えるのです。


別段「キャリア」と呼ばなくともいい。


自身でこれからを計画的に考えられることもあり、

また何か必要に駆られて選択決定することもありますし、

のらりくらりとしていながら必要に応じて判断することも人生です。


この世に生まれてくる際には、

自分の意思で選択すること等できない環境の中で成長・発達していくしかないわけで、

与えられたこの運命的なものは、その時点では何も変えられません。


しかし自分が心を自覚し始める頃には、

自分を取り巻く環境がどんなに変化していっても、

その時々で自分が対応したい・しようと考えてみたり、

放ったままなにもせずに待ってみたり、

こうした触覚を感じたり楽しんだり、

そして泣いたり苦しんだり、

そんな自分を制御したりすることは、

その時の本人の生命力でしかないのかもしれません。


一つひとつ乗り越えていく人、失敗する人、

乗り越えるという意味が異なる人、

色々個々の価値観や枠組みがあります。


カウンセラーやキャリアコンサルタントのような人へ相談することによって、

人生に何か劇的な変化を与えてくれると真から期待することはないかもしれません。


強く言えることは、


いつの時代でも、

たまたま偶然に出会った他者の言葉やそのかかわりから、

その時々で自身がどうしたいかが見えてくることがあります。


それは決して身近な人ではないことも多いものです。


実は人生においてそんな出会いがわりと必要であり、

それは昔からずっと変わらないことではないでしょうか。


自分が必要だとするときに、

手を伸ばせば、声をあげればキャリアコンサルタントという人がそこにいる…

ということが大切なんだと思っています。


AIの世界でキャリア面談が変わるとか、

仕事が変わるとか、

コロナ禍でオンラインが主流になるとか…


どこか陳腐なお話しです。


根拠の薄いまま、

単なるデータだけで何かと不安をあおる言葉を出す方が増えているように思います。


格差を表現したいのでしょうか。


私は、それは形や方法のことを言っているのではないかと思います。


中身が濃くは思えないのが個人的な感想です。


ただツールやデータをうまく…?

操っているだけに過ぎない。


他者の心理や可能性というものを真から分かろうと思えること、

信じたいと思う力があること、

これはオンラインでもなんでもいいのですが、

キャリアコンサルタントに絶対的に必要なことではないかと考えています。


類似したありがちなことに、

どこの大学院で学んだとか、

経験をたくさん積んでいるだとか、

どこの学会に所属している人だとか、

何か実績や資格があるだとか、

研究し尽くしてきただとか、


それがクライエント自身のプロフィール情報としてならば、

クライエントへの支援に有益となり得ると思いますが、

支援する側が自己プロフィールをそのように語り、それを何かの目的で表現しようとしたところで…

少し首を傾げざるを得ないことがあります。


これらに重きを置いている専門家だと、

要支援者から観ると非常に高飛車で滑稽なイメージしか残らないかもしれません。


それこそキャリアコンサルティングの質を疑わざるを得ないことになる。


1級キャリアコンサルティング技能士が担うことはそうしたことではなく、

いつでもどこでも誰とでも、

気軽に学び合える場面設定と提供を建設的に考えていることであり、

他者の失敗や怠惰な一面などを全て赦せる心を持ち合わせていることが必要だと思います。


どこか上部にいくことを無意識に求めている自分がいると気がついたときは、

その一切を手放してみることが、どんな時代にも対応できる支援者として成立するのかもしれません。


人を学歴や経歴等で観る癖のある方、

それが気になって仕方がない方は、

とても疲れてしまっている気がします。


1級キャリアコンサルティング技能検定の実技試験では、

目の前の事例相談者の方を本当に愛おしく思えるかが必要な一面であると考えています。


人を観る価値観を自覚して大切にして臨むことが圧倒的な試験対策になる気がするのです。


1級CC技能検定試験を受検される全ての人に合格の可能性があるわけで、

またそれは特別なことではないと信じています。


1級に合格し、

よりご自身の活動パワーを拡げて欲しいと願っています。


可能性は無限大ですね!