1級キャリアコンサルティング技能検定の面接試験まで、
早い人であと30日弱、2月の中旬以降の方でも最大あと40日強というところにきています。
一昨日の夜、
東京都やその近隣の県で緊急事態宣言が発出され、
ロールプレイを練習する場が減ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
また、
これから緊急事態宣言の範囲も拡大していくことが想定できます。
《こんな状況だから仕方ない…》
と感じることもあるかもしれませんが、
まだやれることはたくさんあると私は思います。
面接試験自体がオンラインであれば、
Zoomなどのツールを使って練習をすることが有効だと思いますが、
試験はリアルの面接ですので、どうしても感覚が異なってしまいます。
※人によってこの感じは違います。
なるべく実際の面接試験と類似した環境をつくって対面感覚を養うことができるといいですね。
決して無理をなさらず、
ご自身の中で諸々優先度を整理して、
悔いのないように受検準備に臨んでほしいと思います。
さて、本日の記事ではタイトルの通り
「ご自身の面接の力を大切にする」
という内容を書きます。
どうしても他者との才能や能力等の差を感じ、
自分の足りないところに注目し比較してしまうことがあります。
※誰しもそうした傾向が顕著に出ることがありますね。
お手本となりそうなスーパーバイザーや事例指導者の面接を観察して、
「すごい!わたしには到底無理!才能がないのかしら…」
「1級はやっぱり難しい」
というように意気消沈してしまう。
もしこのようになってしまう場合には、
少し冷静になって見つめなおしてみることも大切かもしれません。
この1級キャリアコンサルティング技能検定試験(実技試験)は、
そんなに難易度が高い試験なのでしょうか。
あくまで個人的な意見ですが、ざっくり表現すると、
キャリアコンサルティングの基本的な面談を安定して提供できる方であれば、
どなたでも合格水準に達することができるチャンスがあると信じています。
これまでの合格率という数字に対し、
偏った受け止め方をしてしまうことが多い気がします。
例えば、
一人一人の差は1級合格にとって致命的差ではないと思います。
そもそも圧倒的な差などないはず。
※あまりに極端な例は除きます。
だから先生等の事例指導のロールプレイ等をみて、
それをただ真似ていこうとすること自体、
本質的なところからズレてしまう場合もあります。
その日に行ったロールプレイが数値化されたとき、
たまたま合格基準の箇所に置かれただけかもしれません。
実際、殆どの方は、
だいたい同じ水準でのキャリアコンサルティング能力を
持ち合わせているのではないかと思います。
他の受検者やすでに合格している人をみて、
「才能が違う」等、
このように考えることはあまり意味がないでしょう。
そうしたことにもし悩んだりしているとすれば、実に時間がもったいない。
例えば、
お話しを聴く際の笑顔が素敵な方もいれば、
声のトーンやスピードが心地いい人もいる。
また見た目が素敵な方も多いでしょう。
ゆったりとした態度やその所作が安心できるという人もいる。
語彙力がとても高く、
また知的で説得力がある方もいます。
こうした個人差など数えきれないほどあると思います。
では、それがなくてはダメなのか。
全く違うでしょう。
他者と比べて自分が合格できるかどうか、
試験官に認めてもらえるかどうか、
誰に当たるかわからない事例相談者に好かれるかどうか、
こんなことをいくら考えても何にもならないと思います。
いくら考えても1級合格にはつながりません。
それよりも、
ご自身がこの試験にどれだけ本気に取り組むことができるか、
他人は関係ないと思います。
なぜ、1級キャリアコンサルティング技能士の資格が欲しいのか、
そうしたご自身の強い執念というか、
やりたいことにどれだけ執着できているのかが一番大切であり、
人の真似をしてもうまくいったとか、
うまくいかないとかのレベルで考えてしまうに留まってしまいます。
シンプルに、本気で事例相談者に向き合う。
これはキャリアコンサルティングを学んでいる方であれば、
誰でもできることでしょう。
やりたいことを実現するためにも1級CCに合格して欲しいです。
その欲求を、
たしかなものにして臨むことが試験対策の重要なひとつになるかもしれません。
自分だからこそできる事例相談者の方との30分間を超えた関係性。
これを構築することは事例指導の面接にとても役立つはずですし、
きっとそれは自身の目的にも近づくのではないかと思います。
自分の力を信じて、
相手の時間を最大限に大切にしてください。