本日で、1級キャリアコンサルティング技能検定試験(学科試験・実技論述試験)まで

あと60日間となりました。(試験当日を除いて計算しています。)

 

時間にして実に1,440時間もあるということになりますね。

※そのような単純計算で勉強時間の確保はとてもできませんが…苦笑

 

とにかく隙間時間などを活用して、この60日間でできることを、

より計画修正等をしながら実施していくタイミングにもなると思います。

 

さて本日は、

先日アップした話題に予想外の反響がございましたので、

そこに少しつながるお話しを記事にしようと思います。

 

「事例相談者の抵抗」についてなのですが、

 

そもそも「抵抗」が悪者になっていることも多い気がします。

 

事例指導者としては、

ロールプレイの試験で相手に抵抗されてしまうと困るのかもしれませんが、

逆にそれは相手のことを知る機会にもなるわけですね。

 

私たちキャリアコンサルタントは、カウンセリングの基礎中の基礎として、

「抵抗」について学んでいます。

 

その基本を思い出せばいいのではないかと感じることがあります。

 

事例相談者だって認めたくないことはあるでしょう。

 

事例指導者が意図があって焦点を当てようとしているところについて、

「そうじゃない!!」

と無言のまま(言葉にできずに)叫んでいることだってあるのです。

 

そんな話は深めたくない!!

こんな話をしていても意味がない!!

 

このように感じる場面もあるのでしょう。

 

その事例相談者の意識の表れは、実に意味のあることだと思います。

 

事例指導者のかかわりの影響によって、

事例相談者にそうした感情が生まれていたりするわけですね。

 

要は、そこに事例相談者にとって大事な面がある、

もしくは、そこまで抵抗したくなる何かがある、

または、

本当は違うところが気になっているというサインでもあるわけです。

 

抵抗をマイナス面で考えてしまう事例指導者は、

恐らく、カウンセリング面でもそうした癖が自分に出ているのではないでしょうか。

 

このような自分自身に、

常に現場で気づくことができるようになることは、

実践力、人間力を上げていくための、

この上ないトレーニングのひとつになるのだと思います。

 

意識して努力を重ねていくことしかないのです。

 

事例相談者がそこに抵抗を示してくれるのであれば、

そこになにがあるのか、

事例指導者がしっかりと受け止めていくことで、

事例相談者は、自分のペースで改めて自己を適切に振り返ることができるようになったりするのではないかと感じます。

 

事例指導者の事例相談者に対する解釈のあり方ひとつで、

事例指導の面接の質はとても向上する気がしています。

 

このように偉そうな記事を書いていますが、

私自身もそうしたセッションが安定して提供できるように

日々現場で研究を重ねています。

 

お互いに頑張りましょうね。

 

試験だけのためにそうした努力を重ねていくわけではありません。

 

結果、1級合格はついてくるものだと私は考えます。

 

これから羽田に飛び東京入りします。

 

明日は講習を受講し、

明後日からは横浜会場で10月の講座カリキュラムがスタートします。

 

CVCLABの講座にご予約いただいている方は、

どうぞ楽しみにしてご参加願います。

 

10月の論述模擬試験では、

CVCLABオリジナルの選択問題をご用意しています。

 

企業、需給、教育のどの分野に当たるか、

日によって異なりますので、こちらもお楽しみに!!!

 

皆様にお会いできることを心より楽しみにしております。