「気分一致効果」

に関して少し触れたいと思います。

 

人によっては、

クライエント支援に生かしていることも多いのかもしれません。

 

私の場合は面談場面だけではなく、

例えば、

自身で資格試験等に挑戦する際にも「気分一致効果」を活用しています。

 

様々な生活場面でも意識することが多い方です。

 

今回の記事では、

皆様の試験対策を含めた継続学習等のモチベーションにつながるお話しとして、

「気分一致効果」について書いてみます。

 

記事の内容にフィットする方は、是非意識してみてください。

 

一例を挙げてみます。

 

とても若い時

(皆様はとてもお若いかもしれませんが…)、

 

大好きな人とお付き合いが始まった日などは、

どんよりとした夕刻の曇り空ですらロマンティックな夕暮れに感じるものです。

 

ところが、


大喧嘩したり、失恋した瞬間だったりした時、

仮に上記と同じ風景をみていたとしても、

どんよりとした夕刻の曇り空が、

この世の終わりのような、世界が滅びていくような、

未来を感じられない醜い空に感じることでしょう。

 

これは「気分一致効果」だと言えます。


それほどその時の気分がダイレクトに反映されて、自己の認知すらをも180度変えてしまう。


当然のことのようなのですが、

意外とこれを自分で制御することは難しいことも多いのです。


試験がうまくいかなかったことを、

いつまでも悔やんだり、

心配したり、不安をため込んだりしていると、

ずっとマイナスに考えてしまう状況が続くことにもつながります。

 

そのままの状態で試験に再チャレンジしようとしたところで、

なかなか効果的な学びの時間を創造し難くなるのかもしれません。

 

これまでの自分を尊重したり、気分を高揚させて、

将来の自分を楽しく考えられる状況に自分をいかにもっていくことができるか、

そうしたセルフコントロールを行うことが重要だったりします。

 

楽しい気分で学ぶことは、

その学びがその人の自信にもつながり、

そして、その人の思考が「できる自分」を創り出します。


すると自分の受検がうまくいくように考えられ、

学ぶことがどんどん自分のものになっていく感じです。


自分の中で気分が高まるのです。

 

憂鬱な気分では、

楽しいことを思い出したり創造することはなかなか難しい。

 

一方、


楽しい気分のときは、

楽しい体験を思い出すことができたり、

今後のことも楽しくイメージできることが多くなるものです。

 

要は、

人の感情による影響は本当に大きいということです。

 

1級CC、2級CCの試験受検について、

不安ばかりを抱えながら挑戦している方がいらっしゃるのであれば、

それは気分をチェンジできるようにしたいところですね。


我々の仕事は自分の心身の健康維持が大前提にあります。

 

「あの時もダメだった」「あんな風にまたなっちゃうのかも」

というような心境から、


できればボジティブな気分に変化させられる技を獲得してほしいと思います。

 

人によりそれは異なると思います。


思い切って大好きなことに集中してみたり、

美味しい料理をいただきながら楽しいお話しをしてみたり…

※今はコロナのことでそれどころではないかもしれませんが…。

 

もしかして楽しいテレビや映画を観ることも良いかもしれません。

 

少し贅沢にアロマ風呂などに浸かって、

ゆったりリラックスした気分で楽しいことを思い出すこともいいのでしょう。

 

そのようなモードに切り替えてから、

試験に合格するイメージを創ったり、

「やればできる自分」創りをしていくと効果的かもしれません。


元々、

スーパービジョンや事例指導面接が苦痛を伴うものでは、

受ける側も学びが続きません。


二度と受けたくないものになります。


スーパーバイザーや事例指導者の役割を担う方は、

学ぶことは気分が良いということを自分の中で知っていることが必要だと思います。


それが究極の試験対策にもなるのかもしれませんね。