『昨日のブログ記事に励まされました』

と数名の方からメッセージをいただきました。

 

1級キャリアコンサルティング技能検定試験の結果を通知で受け、

詰んでしまったような情動にかられている状況になり、

そんな中でも、やっとの思いでメッセージをくださった方もいらっしゃいます。

 

「1級合格しました!」

「次こそ絶対勝ち取ります!」

 

という元気を持ったメッセージ以上に、

悲痛な気持ちや思いが伝わってくるメッセージ内容が多いのです。

 

何度もPC画面に映し出された文字を読み返します。

 

今は、世界中がとんでもないことになっている状況で、

ただえさえ笑顔が消えてきている状態にあります。

 

正直、私も現状、普段の仕事に戻れずボランタリーな諸活動等で時間が過ぎていく日々で、

自分の中においては建設的な働きができているわけではないと思いこむことも多く、

人の苦悩をダイレクトに受け、

どうにもできないことに無力感を覚えざるを得ないことが多々あるのです。

 

『なんとかせねば…何かできることは…』と自問自答していますが、

なかなかどうにもならないのです。

 

前を向くことがきついこともあるのですが…

常に自分の精神的なものを立て直しています。

 

そうした中、皆様の1級CC技能検定試験の合否結果を通し、

いろいろな側面をもつパワーを受け、

私自身がしっかりと地に足をつけ前を向くようにしています。

 

いただいたメッセージを純粋に整理し気持ちを上書きしながら、

皆様へお返しできるように努力しているところです。

 

この時期、

例年私が行っていることのひとつには、

 

例えば論述では、

 

「受講いただいた方の中である水準に達している方に個別にお願いをして解答再現を共有いただく」

 

→ 自分の考え方との異なりを自身の中で具体的に体験・検討したり、共有いただいた解答内容等が事例相談者にとってどんな育成効果を生み出すのか実践的に分析したりしています。

勿論、次回の講座に役立てる目的もあります。

 

面接では、

 

「合格(一部合格や到達されている方含む)報告をいただいた方のロールプレイ傾向や特徴(受講いただいていた時に観察してきた内容等)を私の記憶範囲で改めて整理して、共通点や異なりを自身の面談に取り入れて実践してみる」

 

→ 人の面接の特徴や自分との違いを取り入れた面談力を養う練習にもつながり、実践時も講師の役割の時にも、そこで得られた視点やアプローチ等が幅広く役立ちます。

 

あくまでここに挙げられる一例ですが、

受講者の方からいただいたメッセージを成長コンテンツに変換し、

自分の中で可能な限り消化・吸収し、次年度の講座プログラムに反映させていきます。

 

いただいたメッセージは全て宝物です。

本当に、本当にありがとうございます。

 

〈講座では毎回発見がありました〉

〈キャリアコンサルティングの本質、コミュニケーションの必要性について改めて気づかされました〉

〈今はちょっぴり元気がありませんが、気力を取り戻して頑張ります〉

〈事例指導の面接をお互いに楽しめる学びの時間にできました〉

〈お相手の方の考えや思いを言語化していくことの重要性とその尊重がいかに大切なのかが実感できました〉

〈お陰で受検に向けて勉強をずっと続けられました。いかに継続的な積み重ねが大事かを教えられた気がします〉

〈今回は講座に参加できませんでしたが前年まで講座で学んできたことを実践しました。私にとって大切なことをあきらめなくてよかったです〉

〈事例相談者の方が自ら考えられるように関わること、事例相談者の思考を邪魔しないこと、全て教わってきたことです〉

 

末広がりにこれから未来が開けていくように、

ランダムにいただいたメッセージの八つを挙げてみました。

 

同じ講座内容を受講いただいたにもかかわらず、

様々な感想や認識等があること自体、

私も改めて学ばせていただいていると実感します。

 

そして共通している点は、

その全てが対人援助職として必要な力と姿勢と態度に必須となるキーワードが含まれているということです。

 

2020年度、皆様とまた出会えることを心から楽しみにしています。

ご一緒に学んでいきましょう。

 

今はとても大変なときですが、

皆様と力を合わせて乗り越えていけたらと思います。

 

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

CVCLAB/小林幸彦