明日からも1級キャリアコンサルティング技能検定の面接試験が実施されます。

読者の方に
「いよいよ明日だ!」
と考えている方もいらっしゃるかと思います。

忘れ物のないように気をつけて会場へ向かってくださいね。

交通機関等には色んなことが起こり得ますので、
ご無理のない範囲でなるべく早めの行動をお勧めします。

さて、
今回の記事は「積み上げ型」の考えについて書きたいと思います。

異なる考えをお持ちの方もいらっしゃるので、
ひとつの考え方としてお読みいただけたら幸いです。

事例指導について、
逆算型で面接を進めていくことを考えている場合があります。

要は、
事例指導者(受検者)としての目的が1級合格と定めている場合に、
事例相談者に向かってそれを出してしまう面接です。

事例指導者ご本人はそのつもりがなくとも、
実際に事例相談者にとってそのかかわり方やその姿勢が苦しい。

1級合格が目的になっているために、
ギラギラとそれが伝わってしまうというか、
《この人、本当に私のことを大切に考えてくれているのだろうか?》
《私の成長についての本気で考えてくれているのだろうか?》
というように感じてしまうことがあるのかもしれません。

逆算型が悪いと書いているわけではありませんが、
少なくとも、目の前の事例相談者をわかろうとしていきながら、
今、ここで事例相談者がキャリアコンサルタントとして何かひとつでもステップアップできれば…
と願っているのであれば、
ハードルを上げてしまうようなかかわりはしないように気をつけたいところです。

やはり半歩でも一歩でも事例相談者が少しずつクリアできそうな感覚を持てる積み上げ型の視点や考え方が効果的な場合があるのです。

誰に対してでも事例指導者側の目的をベースに、
逆算型で進めていくことは道が狭くなる可能性があります。

事例相談者の方の思考が窮屈になってしまうことはよい面接につながらないことも多いので、
普段のご自身の人への優しさを大切にして事例相談者と向き合い、
事例相談者の方がセルフイメージをあげられるように進めてほしいと思います。

受検、頑張ってください。
応援しています!