昨日は福岡のわりと大きな会場で、
今年度(2019年度)初めての集合型講座を実施いたしました。
16名様満席の設定で募集したところ瞬く間に満席のご予約をいただき感謝感謝です。
通常、1回あたり2名様~8名様の中で設定しているCVCLABの講座ですが、
16名様が集まると、やはり異なる空気感と活気と様々な現象が起こるものです。
昨日は欠席者の方もなく、スタート時間には全員の方が席に着かれ、
とても充実した時間を創ることができたと振り返っています。
福岡の会場まで貴重な資源を使ってお越しいただき本当にありがとうございました。
また、本日も福岡で講座を開催します。
今日、ご参加いただける方は、どうか会場まで気をつけてお越しください。
皆さまと学べることを心から楽しみにしています。
さて、本日のブログタイトルについて。
1級キャリアコンサルティング技能検定試験では、
ロールプレイ直後、10分間の口頭試問が行われます。
例年、事例指導のロールプレイが終了したら、
即、事例相談者は事例記録を持って受検室から退出、
事例指導者(受検者)はその場で試験官から口頭試問を受ける形になります。
仮に、メモ用紙を使って面接を進めていたとしても、
口頭試問の間、メモを見直す余裕はほぼありません。
※私の経験だけでのお話しではなく、これまでの受検者の方々の感想を含めて記しています。
さて、この口頭試問をロールプレイの添え物程度の存在というような感覚で認識していると、
結果、残念なことにつながるのかもしれません。
読者の皆様はいかがでしょうか。
きっと様々な方がいらっしゃるかと思います。
1級CC技能検定の口頭試問は、
事例指導のロールプレイだけでは評価し得なかった大切な点を、
試験官の方々がみていく場面だと思います。
そのポイントは、
やはり事例指導者(受検者)の自己評価とキャリアコンサルタントとしての倫理観、
社会での役割意識や存在意義をどう考え示しているのか等、
専門職としての軸を確認されていくのだと思います。
良い面や改善点、課題、そして事例相談者が抱えている問題や課題、
それをどう評価し解決していくのか、その具体的プランやどこまで実行できたのか、
その効果はどうだったのか、今後の課題をどう考えているのか、等。
試験官からのひとつの問いに対し、
概ね1分間程度の感覚でなるべく簡潔に示すことが必要です。
※そもそも時間で考えることではありませんが…。
口頭試問の各質問に対し、
ご自身の型で回答を事前準備・練習している場合がありますが、
これはお勧めできない気がします。
何故なら、生のセッションをその場で適切に振り返ることができるかを評価されている面があり、
今ここで行われたことやその考えを中心に自己評価を加えて伝えていく必要があるからです。
例えば、自己研鑽について聞かれたらこう答えればいい…
というように考えていると、
仮に、試験官の方が少し言葉を変えた質問を投げかけた場合、
きっとパニックになるのでしょう。
口頭試問がなんのために設定されているのか、
その本質を理解して、常日頃の仕事や諸活動からも、
自己評価のあり方を意識することで、より中身の濃い振り返りが可能となるはずです。
そうした姿勢や態度、力を獲得したり向上させていくために、
例えば試験まであと13日の方でも、その意識次第で間に合うものだと私は思います。
口頭試問をロールプレイと切り離した感覚で練習することは、
自身の面接をより適切に振り返るワークになっていないことにつながります。
ロールプレイの録音素材がある方は、
そうした面を意識して自問自答しながら振り返りを深めて欲しいと思います。
読者の皆様に1級CC技能検定の合格結果がついてくることを願っています。
応援しています!!!
CVCLAB/小林幸彦