1級キャリアコンサルティング技能検定の面接試験&口頭試問まで、
2月1日受検の方であと約40日、
2月20日受検の方で60日となりました。
この間にご自身がお持ちの力をどれだけ検定試験場面で発揮できるのか、
これは行き当たりばったりではなく、
相応に準備を重ねていくことが大事な面もあると思います。
何事も同じところはあり、
そうした努力等は結果がついてくるか否かの境目になる気がします。
試験の場面というのは通常と異なる現場です。
その緊張感などは普通ではない環境等ですので、
特別なことをそれなりに想定するなりイメージするなりして、
その類の場数を踏むことは意味があると私は感じます。
CVCLABの講座では、
なるべくリアルな一面の場をご提供できるように、
諸々の視点で調整を図ったり、
プログラムを微妙に変化させたりして工夫を凝らしております。
これからご参加いただける方は、
そうした面を見つけながら受講いただけると面白みも一層増えるのではないかと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、
本日のブログのタイトルをもう少し掘り下げて表現いたしますと、
「事例相談者のキャリアコンサルタントとしての発言やそのかかわり方などの意図性を言葉にして伝えてみること」
となります。
この練習は現場でかなり役に立ちます。
勿論、1級CC技能検定試験にも生かせることです。
事例相談者の専門職としての自問自答を想定しつつ、
キャリアコンサルタントはどんな意図性が背景にあってクライエントへそのようにしたのか、
これを理解しようと努力する練習は、
事例指導面接にとても重要なことだと私は考えています。
なるべくトレーニング中に言葉に表すということができると、
お相手とのセッションに厚みが出てくることが体験できるのではないでしょうか。
事例相談者のことを言語化することは勇気のいることでもありますが、
伝えてみて初めてわかることは多いものです。
理解したつもりでいることが一番よくない。
きちんと相手のことを理解していくには言語化してみることが重要なのです。
そうした対話が重ねられていくことで、
事例相談者は自身の問題を改めて考え始めることができます。
事例指導者は事例相談者の問題を探し当てていく役割ではなく、
事例相談者が自分のやってきたことを適切に振り返りながら、
自己評価のズレを自分自身で気づくことができるのが事例指導面接の大きな効果のひとつと言えるのではないかと考えています。
それには事例指導者は適宜復唱しつつも、
必要なところで要点をまとめながら、
事例相談者の方策の意図性をポイント毎に整理して伝えることが、
事例相談者にとっての何よりもの大きな気づきと、
成長のタイミングを創造していくことにつながるのではないでしょうか。
人がやったことややろうとしたことを理解していると示すには、
その人に言語で伝える力が必要なのです。
それができてようやく相手は「わかってくれた感」を得られるのでしょう。