明日22日から、
1級キャリアコンサルティング技能検定の面接試験と口頭試問について、
朝から夕方の時間の中でCVCLABの対策講座を開催いたします。
この12月中旬までは論述と面接をセットにしてきたのですが、
明日からのプログラムでは面接と口頭試問に集中いたします。
ご予約いただいている方はお楽しみにしてご参加いただけると幸いです。
1級合格への手掛かりを一つでも多く得ていただけたらと考えています。
年内のうちにご自身の中で実技試験の受検感覚をイメージして、
2月の試験に向け少しづつでも笑顔やエネルギー積み重ね、
柔軟性のある実技力を高めていただきたいと願います。
第9回1級CC技能検定試験の受検、最後の最後までご一緒に頑張りましょう!
さて、お話は本日のブログタイトルの通り、
「時間共有」について少し触れてみたいと思います。
1級キャリアコンサルティング技能検定試験では面接試験が30分ですが、
この30分間というのは、受検者にとってみれば時間があっという間に感じる人も多いと思います。
※逆に事例相談者の方と話が噛み合わず、
何をしていいのかわからなくなり時間が長く感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
事例相談者役の方からみた場合、
この30分はどのように感じているものでしょうか。
面接内容次第で楽しかったり、充実を感じたり、
若しくは居心地が悪かったり…
感じ方は面接の内容等に影響を受けたりしてそれぞれ異なります。
それは目の前の事例相談者の反応や表情等から非言語の中で察していくなり、
実際に言語を使ってどうなのか聞いてみなければわかりません。
事例指導面接が事例相談者にとって効果的に進められているときは、
事例相談者にとって充実した30分間となり、あっという間に時間がやってくるかもしれません。
また、うまく進まない面接であれば、
事例相談者にとって、その時間が苦痛で辛いものになることもあり、
それは30分間が長くて長くてしょうがないかもしれません。
何れにしても、事例指導面接の始めに、
それがロールプレイでも実際の事例指導面接の場面でも、
当日の面接開始時間と終了時間は、改めてその場その時に合わせ、事例相談者と共有することは当然でしょうし、
そこに意義があります。
二人で学ぶ時間は限られています。
その限りある時間を相互に意識し合うこと、協力し合うことは重要なことだと思います。
だからこそ事例指導者は、
その意味合いを大切にした姿勢をもって事例相談者との特別な時間についての共有を行うのです。
ここで注意したいことは、
そうしたことを事例相談者にわざわざ説明して伝えることは効果的なのでしょうか。
私が感じるひとつのマイナス面ですが、
それが押し付けがましくなってしまうこともあると思います。
事例指導者からサラッと一言で伝えることができると良いですよね。
事例相談者の大事な時間を共有しているということを、
事例指導者が心から感じているのかによって伝わり方が変わる気がします。
事例相談者の学びの時間を、
真から大切にしているということが相手に感じることは必要なことです。
面接の時間を伝える時に、
例えば、
「本日は30分間の面接なので、この時計で〇〇分までとなります。」
と事例指導者が面接開始時に伝えたとします。
それを事例指導者だけの都合で発しているとすれば、
それが相手にとってどう伝わるのか、知っていることが大切です。
この特別な時間を大切に過ごすためにも、
双方で時間を認識しておく必要があると考えているのであれば、
自然にそれが相手に伝わることなのかもしれません。
要は、画一的、形式的に伝えることではないのです。
自己紹介でも時間の共有でも、
面接の進め方を自分のパターンみたいなものに当てはめていこうとすると、
相手をみていないことにもつながるかもしれませんので、
その日に出会った事例相談者と一緒に過ごす時間を何より大切にしましょう。
また、もう一例ですが、
事例相談者との時間共有の中で、
「あと10分間ほど時間がありますので、○○についてもう少し△△の点を深めてみますか。」
「あと10分間で〇〇についてさらに△△について検討していきますか。」
というような緩急をつけたかかわりによる効果を得られることもあります。
これらは事例相談者にとって事例指導面接の重要な節目等を創ることにも繋がります。
念のため記しますが、
(こう言えば良い)
ということを書いているわけではありません。
同じ言葉でも人によって違う意味を持つわけで、
そうしたことを大切にしていれば、
時間共有は、事例相談者にとっても事例指導者にとっても必要なことだと思うのです。