1級キャリアコンサルティング技能検定試験受検に向けた学びを通じ、
私が時々お話ししていることを少しご紹介いたします。
この記事の内容にフィットする方は可能な範囲で意識してみてください。
ただ、言葉遣い等に気を取られ、
面接等の実践で過度に意識し肝心なことが疎かになってしまっては元も子もありません。
無理のないところで、
より適切な言葉や伝え方等を選べるように工夫をしてください。
かくいう私も正しい言葉遣いを諸々点検中です。(苦笑)
※日々先生からご指摘いただいてます。
過去のブログから記事を読み続けてくださっている方は、
少しずつ成長?しているであろう…
私の文章の変化にお気づきでしょうか。
さて、本題です。
よく使われているのですが、
《事例相談者と問題の共有をさせていただく》
という類の表現です。
《〇〇させていただく》
面接でも使われていますが、
論述での解答記述の際にも使われることがあります。
こうした表現は正しいのでしょうか。
今の私は、
「事例相談者と問題の共有をする、していく」
「事例相談者と問題の共有を図る」
などの言葉を選ぶと思います。
事例相談者からそれを頼んだわけでもなく、
またそれを相手が認めているわけでもないのに、
《〇〇させていただく》
という表現は相手に少し失礼な感じです。
よく聞く例では、
《それでは…自己紹介をさせていただきますね》
《どこに改善点があるのか、ご一緒に確認させていただきます》
皆さまはどのように感じられるでしょうか。
気にならない方はそれで良いのかもしれません。
意外と通常の会話でも平然と使われているものです。
恐らく、相手に対してより丁寧な態度を示そうとするときなど、
ついつい《させていただきます》と使いたくなってしまうのでしょう。
しかしながら、
何度も何度も連発していると感じることもあるかと思いますが、
どこか傲慢な感じがします。
こうしたことを少し気をつけていくだけで、
相手との自然な会話が生成され関係性が深まることがあります。
今一度
《させていただきます》
という表現を使うときはどのような時が適切であるのか、
参考程度に調べてみることで納得される点があるかもしれません。
あともうひとつ挙げると、
《なるほどですね》
という言葉です。
各地のロールプレイの場面でよくお聞きするので、
恐らく日頃から使われている言葉だと感じます。
※私たちのような職業ではよく使われているようです。
《なるほど》に《ですね》
とつけるのは、
ある先生曰く、
地域性があるということでした。
私は全国的に良く聞きますが…。
とにかく、
キャリアコンサルタント職を生きている以上、
そうした言葉遣いにはひとつでも多く気をつけていきたいところです。
そもそも
《なるほど》
もあまりよろしくないと思います。
それを丁寧にしたつもりで
《なるほどですね》
としているのでしょう。
今から気をつけたら修正できることかもしれませんので、
ご自身のロールプレイの録音や論述の解答内容を振り返って確認されると良いかと思います。
お互いに学ぶことは山程ありますね。
読者の皆さまを応援しています!