1級キャリアコンサルティング技能検定(学科・論述)の試験まで、

いよいよあと1ヶ月というところにきました。

 

試験を受検するときは、

試験のルールやそこで問われることの意味を改めて見つめ直すことも必要かもしれません。


どのようなことでも挑戦するのであればルールの詳細を知らないということでは、

仮に勝負でもなんでも自身が思っている良い結果にはたどり着けないかと思うのです。


試験について理解等が浅いとご自身で感じる場合は、

再度、協議会のHPなどにアクセスして、

試験実施に関する内容や試験の評価細目等にも目を通しておくのも良いかと思います。

 

また、学科試験には必須とも言える白書等の最新データ動向は実技にも役立つこともあります。


さらには理論について基本書を見直すことも重要でしょう。

※私の場合、随分前に学んだ時の「産業カウンセラー」の基本テキストを読み直すこともあり、

節目節目で忘れかけていた初心を思い返すのに役立つことを気づかされます。


勿論、木村周先生の理論と実際(4訂版・5訂版)はバイブル本として必須だと思います。

 

さて、

今回の記事では「事例指導とは」というテーマに「正道」という視点を入れて書きます。

 

私が1級受検を心に決めていた2011年は、

私の中で、

「事例指導」

「スーパービジョン」

という言葉だけが一人歩きするような、

自分の中でアブストラクト的に意識化されふわふわとしていました。


※2011年に受検を決めていましたが、実際の私の初受検はその2年後となる2013年(第3回からの挑戦)です。

 

「事例指導」とは…

と自問しても、

自分の中でイメージが確立できていなかった様な時期です。


そんなとき、事例指導をどのように学ぶのか、

ある先生から教えていただいた言葉は、

《自分の経験から学ぶ》

《他の人がそれを獲得した方法を学ぶ》

ということです。


私は事例指導というものが、

ある種、特別な領域の活動であると思い込んでいました。


混沌とした状況の中で、

私が自身の中で指南書として道筋をつけられた書籍がありますのでひとつご紹介したいと思います。

 

2013年の「キャリアカウンセリング再考/渡辺三枝子先生 編著」(初版のもの)です。


現在は第2版が出ていて、

そちらもとても良いと思います。


この書籍は、私たちの大先輩となる著名な先生方が、

研修やスーパービジョン等で出会ったキャリアコンサルタントの方々からの質問や困惑の分析をもとにして概説している貴重なものです。


この本に書かれている内容は私たちの志に良い刺激を与えてくれます。


ここで考えさせられる視点などから事例指導の面接のあり方が見えてきたり、

それぞれの事例や事例相談者に対して内容を生かすことができるのではないかと思うのです。


どのように考えるのかはその人の次第だったりもしますが、

少なくとも型にはまったようなことにはならないと思います。


技能検定は論述も面接も実技ですので、

こうした書籍からもその人にとっての事例指導の正道が見つかるかもしれません。


試験が迫ってきているからこそ、

ネット情報(私のブログも含みます)や試験対策情報等にあまり時間を取られないように、

実践に役立つ書籍等を手にして常に持ち歩き読んでみることも重要な学びのひとつに感じます。

※キャリアカウンセリング再考はとても持ち運びやすいサイズ感だと私は思います。


私の感じていることを少し書いてみました。


急に寒くなってきましたので風邪などひかないように気をつけてお過ごしください。