1級キャリアコンサルティング技能検定の学科試験、
そして、論述試験まではあと70日ちょっとですね。
この時期になると流石に焦燥感のようなものが出てくるのではないでしょうか。
こうした時期の行動の傾向として、
ネット情報を色々と探ったり、
対策講座的なものを物色しようとしたり、
やみくもにキャリア理論に関する書籍を探したり、
どうにか効率的に「これだ!!」という特効薬のようなものがないだろうか…
こんな風に考えてしまうかもしれませんね。
落ち着きのないご自分がいたりしませんか。
何か集中力に欠けていて、
何かとスマートフォンばかりいじっている時間が多くなっていませんか。
《いや、辞書代わりにスマホは必要なんです。だから傍に置いておかないと…》
とか言い聞かせて、
結局、ふっと気が途切れる度に、
《1級キャリア 合格》《1級キャリア 対策》…
とキーワードを投げ込む。
代り映えのしないヒット項目を、
然程期待もせずにスワイプして眺めている時間。
非常に勿体ない!!
と私は感じます。
そうした行動の積み重ねが、大抵場当たり的になってしまっているのであれば、
そうした行動は然程効果がなく、
本当に勿体ないことかもしれません。
焦燥感の原因はなんでしょう。
本当にネットを探ることで解決するのでしょうか。
やみくもに本を読むことで何とかなるのでしょうか。
ましてや、
《とりあえず今日はもういいいかな…やるだけやった》
《根を詰めすぎてもよくないな…》
などと、その場感を緩め、
結局、明日の焦燥感を増長させているだけになっていませんか。
これではご自身がきついだけです。
日頃の生活の中で、余程に時間の使い方を変えないと、
70日間でやれることは、ある程度決まってくるでしょう。
変えられること、
変えられないことはご自身である程度整理することができます。
日頃、クライエントに対して、
冷静さを取り戻せるように支援している私たちが、
自身をコントロールできないのは勿体ない。
クライエントにあれだけライフプランが大切だと言っている…
あれだけ自身の棚卸が大切だと言っている…
そんな私たちが、
技能検定試験が近づいてくると慌てている。
これでは元も子もないのかもしれません。
キャリアコンサルタント職で生きるための成長のひとつの過程として、
1級の技能や知識を学んでいるわけですから、
計画的且つ自身にとって一番効果的であると思える内容を整理して行動化できるように、
プランを立ててみてはいかがでしょうか。
1級は年に一回の機会です。
後悔のない自身独自の取り組み方を模索しましょう。
今の焦燥感の原因はなんなのでしょう。
何かが追いついていないから…。
他の人と比較しているから…。
漠然としたものを漠然と感じていても始まらない。
今、自分に出来ることはなんなのか、
そうした客観視した感性が1級には特に必要かもしれません。
本当に忙しくて勉強がままならないという方は世間に沢山います。
だからといってしょうがない等と諦めるわけにもいかない。
何もしないで大丈夫というわけではありません。
そんな中、どのように時間を使うのか、人それぞれです。
ご自身とそして大切な人の時間です。
隣の人と同じことをやれば良いわけでもないかと思います。
この70日間ちょっと、
どのように過ごすことを意思決定するのか、
それは、今一度、色々なことを整理して、
そして自分を客観視してみると自分なりの答えがみつかるのかもしれません。
1級キャリアコンサルティング技能士を目指すことは、
キャリアコンサルタント職を生きる人にとって、
ある見方をすれば、健全且つ、栄養を摂る、生命を維持するための、
豊かなプロセスを経た営みであるとも言えます。
見方を変えれば、
挑戦を苦しむことではないのではないかとお伝えしたかったのです。
ワクワクした気分になることは出来ないのかもしれませんが、
でも、この学びは生きるために常に大切なことでもあるのではないでしょうか。
12月16日が来ることを、
ひとつの楽しみにも変えられる力は、ある意味、必要かもしれません。
皆さまの努力を応援しています!!
CVCLAB/小林幸彦