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《何を書いているのだろう…》
と感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。
結果を求めることは別段悪いことではなく、
人は結果を求めているからこそ努力や工夫を行うのかもしれません。
その結果は、
人を豊かにしたり、
また、
新たな未来を切り開いたりすることができたりと、
とても意義深いものとなるかと思います。
「結果を求める」
「結果だけを求める」
というのは随分と異なる気もします。
また一方で、
結果はついてくるということを教えてくれる方もいらっしゃいます。
結果を追い求めるのではなく、
結果がどうであれ、
今自分が出来ることを全力、場合によっては自身のペースで行い、
その努力を重ねた結果、形としてその人の身の丈に合った何かがついてくるという、
このような考え方や行動等もあります。
《期待している結果がついてくることはまぐれがあるかもしれないが、
期待していた結果が出せないのは、何か理由があるはずだ》
こうした考え方でいくと、
60点で合格するよりも、100点取れるほどの努力を重ねて、
学んだほうが、中身が濃いものになるのかもしれません。
いずれにせよ、
結局、追い求めていた結果(合格)が得られなければ、
それはそれで人それぞれの気持ちの中でショックなものですね。
ここで、
1級キャリアコンサルティング技能検定試験に合格するということを基に、
私の考えていることを少し書いてみたいと思います。
直近(第7回)の1級実技(論述・面接)試験の合格率は全国で870人の受験者数に対して5.52%というデータが発表されています。
※特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会発表
その数値をみて一般的にはどのように考える人が多いかといえば、
相応の難易度を感じるかと思います。
その感覚に準じた努力が今自分で出来ているのか、
自身で客観視してみることも大事です。
実際、1級キャリアコンサルティング技能士という資格がそこまで難関であると知っている人は、
私たちのような仕事をしている人やその近い周囲の方だけかと感じます。
だからこそ、何かとついついのんびり構えてしまう。
周囲の仲間と意気投合してしまって、自分たちのペースを正当化してしまうなんてことになると、
外からみた世界に気づかずに時間が経ってしまいます。
また、他業界の方々からすれば、
1級技能検定の受検資格条件からみても誰でも受検出来る訳ではないこともわかり、
実務的な活動経験を踏んでいる様々な領域の実践家が受検されているにもかかわらず、
上記の合格率というのは、一体どういうことなのかと驚かれることもあります。
その新鮮な感覚や感性を取り入れていないと、
年に一回のことに対して同じことを繰り返してしまうことだってあります。
少なくとも、キャリアコンサルタント職を生きていくということは、
資格試験の合否結果をうけて、
「一旦勉強をやめよう」
「努力しても無駄なのかな」
というような発想は、
自身が体調を崩してしまう等で、CCの職責を全う出来ないとした場合以外、
ないかと思うのです…。
その人が1級合格という結果だけを期待するだけに留まっていると、
努力すれば必ず成功するという、
どこか根拠のない見えない何かにすがってしまっている状況なのかもしれません。
これではやればやるほど燃え尽き症候群のような症状が出てきてしまうこともあるのでしょう。
「あれだけやったのに…」
「あんなに努力したのに…」
それは自分やその周囲の仲間の方がそのように感じているかもしれませんが、
それではなかなかそこから脱却できないかと私は思います。
そんなときはもう一度、
客観的にキャリアコンサルタント職の自分をみてみたらいかがでしょうか。
1級キャリアコンサルティング技能検定試験に合格できなかったら、
学びをひと休み…
「ダメ」
「失敗」
という考えでは、
とても勿体ないことになるように感じています。
これまで学んで少しずつでも積み上げてきたことは、
実務で生かせることが必ずあるはずで、
また、
様々な財産になっているのではないのでしょうか。
学んだことを研究素材にするなど含め、
新たな取り組みを始めることは出来るのではと思います。
そんなことよりも1級技能士が必要なんだ!!というのであれば、
その目的目標は何なのか、
明確に言語化して、口頭試問で簡潔に伝えられることが大事です。
昨年度の受検者様で私の講座に参加いただいた方の中に、
《まさか私が合格するなんて…》
《びっくりです!面接が到達していました!》
という感想を下さった方がいらっしゃいました。
本当に理由なく、たまたま合格したり到達したりしているのであれば、
そのままの姿勢ではキャリアコンサルタントの育成現場等に立てないと思います。
そうした方の課題は、
その方が、これからこれまで以上の努力をすることや、
また、指導レベルのキャリアコンサルタントとして適切な行動を取れるかどうかにかかっていると思います。
予測していないことが起きても、
若しくはそれが淡い期待だったとしても、
その結果にも真っすぐに向き合い、
その意味を自己で振り返って、他者からの視点なども取り入れながら、
学びの機会をどう創っていくのかどうかで成長の糧になるのです。
全ての思考行動に連動性があり、
最大限に自身を引き出すプロセスを見つけて大切にして欲しいです。
また、悪い結果を断ち切ろうとするのではなく、
これまでやってきたことが有益なことであったと信じられるのであれば、
結果よりも、結果は自分に理由があると分析するプロセスを考えてみて欲しいです。
「ラクしたい」
「やる意味あるのかな」
と考えてしまう姿勢のキャリアコンサルタントが存在するとすれば、
社会のロールモデルにならない気もします。
1級キャリアコンサルティング技能検定試験の合格は、
ひとつの通過点であり、且つ手段のひとつでしかありません。
※各種難度ライセンスコレクターのような方もいらっしゃるので、その場合は合格が目的で良いかと思います。
4月に様々な方にお集まりいただき、私の講座の説明会を開催いたしました。
その席で私がメッセージしたことは、
『キャリアコンサルタントを育てることに試験対策講座は不要では…』
と全員の方の前でお伝えしました。
そしてこのように続けました。
『私の対策講座を受講して1級に合格した方は、ご本人が自身の能力を発揮しただけで講座を何回受けたか等は関係ありません。』
『実際は1級技能検定試験に対策講座等は必要ないかもしれません。』
※私のひとつの考えであり、また対策講座と呼ばれるもの全般が必要ないという意味ではありません。
私の対策講座のことを書いています。
そうしたメッセージをお伝えいたしましたが、
説明会が終了してから、多くの方に講座受講のご希望とご予約をいただけましたので、
その場での本物の時間を感じていただけた方がいらっしゃったのだと実感しています。
※正直、ホッとしました…(苦笑)
また、皆様と学ぶことについての意義や方向性が一致したものと私なりに解釈しています。
※異なっていたらすみません…。
何はともあれ、
貴重な時間を使って説明会にご参加くださり、
最後までお話しを聴いてくださった方々に心から感謝をしていますし、
こうした取り組みがキャリアコンサルタントの将来の活動を切り開いていくひとつの活路でもあるのだと思います。
今日から5月が始まり今年も4ヶ月間が過ぎました。
一日一日を丁寧に振り返ってみると、
本当にひとつひとつのことが積み重なっていること、繋がっていることが多いと気づきます。
もし1級技能検定試験の受検について、
何かに迷っていらっしゃるのであれば、
その資格を取る目的をある程度明確にして臨むことをお勧めいたします。
勿論、目的は後から変えることも可能ですし、
今ここでフィックスする必要はありません。
資格は裏切らないというか…
逃げてはいきません。
ご自身が裏切ったり逃げたりしなければ、
資格は時代背景にある程度合わせていつも中立的だと思います。
ご本人がどのように考えるのかだと思います。
今からでも努力を重ねていけば、
これまでよりもひとつでも多くの経験や知識が得られるのではないでしょうか。
きっと大丈夫。
踏ん張っていきましょう!
CVCLAB/小林幸彦