今日の記事は、

キャリアコンサルタントとしての私自身を鼓舞する記事でもありますので、

どうかご了承ください。

 

現代社会の大きな問題のひとつに、

例えば、介護士や保育士の仕事の質量に見合う報酬となっていないということがあります。
 
勿論、働き方の問題も多々ありますが、
年頃の年代の方が、人のためにと思って懸命に働いても責任ばかりがのしかかってきて、
一向に精神的に豊かな暮らしが出来ないと悩む方も多いです。
 
この問題は顕在化していて、介護も子育ての問題も、
その解決に向けた社会的ニーズが非常に高く世間一般的に注目されています。
 
しかしそれだけ取り上げられていても、
その解決の糸口は未だ見えず、また、新たな問題にも発展しています。
 
そして問題に取り組む方々が、
日々創意工夫をされている情報を聴きます。
 
 
他にも世間のニーズが強くありながら、
働きに見合った収入がない仕事は山程あります。
 
注目される問題は氷山の一角に過ぎず、
様々な方々が仕事と生活の安定とのバランスを取れずに不安定な状況にあると思います。
 
 
では、
キャリアコンサルタントの仕事はどうでしょうか。
 
私達の仕事はまだまだ一般的には認知度が低く、
しかしながら、
キャリアコンサルティングは、全ての人が対象になり得る高い価値が創造・提供出来ます。
 
 
今日は、
キャリアコンサルタント職の在り方のひとつとして、
私の考えをここに書いてみます。
 
 
最初に、私自身が現キャリアコンサルタントとして生活が成り立っているのは、
ひとりの力だけではなく周囲の方々のご指導やご協力があってのことです。
 
 
私は、約23年間、企業での人財育成にかかわってきた経験と実績をもとに、
現在の学びを自身のキャリアコンサルティング技能力アップに活かし、
その技術を企業の従業員マネジメントや育成・教育支援、個々へのキャリアコンサルティングに役立てていったり、
また、教育分野でご活躍のキャリアコンサルタントの事例指導を実施させていただいたりと、
幅広い領域で実践活動をさせてもらっています。
 
更には、
皆様のご協力によって昨年立ち上げたCVCLABでの各種講座も数多く開催させていただいて、お陰様で受講者の方々との出会いが宝物になっています。
 
全ては周囲の人のご協力があっての話ですし、周囲の方々がその活動を評価をしてくださり、
今の私のキャリアコンサルティング技能を買っていただき成り立っているのです。
 
ここで私がお伝えしたいことは、
キャリアコンサルティングの価値を外部に訴求したり、
実際にその効果として企業の生産性に直結させるカリキュラムを開発したりするなどの努力を、
今、個々が個々の環境や環境外で積極的に行っていかなければ、
いつまで経ってもその効果・成果の提供が出来ないと思うのです。
 
効果・成果を世間に認めていただくのは、技術が伴わなければなりません。
 
そのような活動を一人でも多くの方が積極的に行うことで、
キャリアコンサルタント職の将来の仕事の価値創造が高まるのではないでしょうか。
 
キャリアコンサルタント職として組織に所属しているのであれば、
出来る限りの範囲で枠組みを外して創造的な仕事をした方が良いと思います。
 
組織に所属していないのであれば仕事は創造するものであり、
誰かが仕事をくれるわけではないのです。
 
上記どちらの場合でも、
 
キャリアコンサルティングの効果を広めていきたい
キャリアコンサルティングの価値を高めたい
 
結局、キャリアコンサルタントとして良い仕事をしたい。
 
と考えているのであれば、
 
先ず、
●キャリアコンサルティングのサービス力(成果・効果等)の提供が必須です。
 
これで初めて世間がその欲求を示してくれるのでしょう。
 
●欲求を満たせるキャリアコンサルティングの価値提供が確実に出来ること。
 
これでやっとその対価をいただけるのだと思います。
 
これはマーケティングでは基礎中の基礎です。
 
 
そうなると、
 
キャリアコンサルティング技能検定試験を受検されるのであれば、
そして、キャリアコンサルタント職に就かれているのであれば、
 
永続的に仕事を創造出来るように、
実践での質とサービス力が上がるように、
 
内容を考えて学ばれることが良いかと思います。
 
 
ご自身のキャリアコンサルタントとしての姿を、
今、しっかりイメージして欲しいと思います。
 
『今を大切にする』
 
先を漠然と見つめても、過去をぼんやり振り返っていても、
先ず、今を大切にしないと先はないのです。