今回は、
平木典子先生が著書や講座等で伝えてくださっている
「どの理論にも適用出来るスーパーバイザー訓練モデルの探索」
という課題について、
私の視点と、
自分を律する意味合いでの記事を書いてみます。
スーパーバイザーの養成には、
スーパーバイザーのスーパーバイザーが必要になる。
このように平木先生の著書
『心理臨床スーパーヴィジョン』
にも冒頭で書かれています。
著名なキャリアコンサルタントの先生方でも、
よって立つ理論が異なっていたり、
また学派等によっても学び等が異なっています。
例えば、学生が学部、修士、博士で専門的に心理臨床家の高位な教育訓練を数年受け、スーパービジョンを特定の理論を通じて理解しているとしても、
他の学習方法として必要なのは、現場や外部での諸訓練だと言われます。
特定の理論だけによらずに、
キャリアコンサルティングが出来ることは大切ですよね。
自身のネットワーク等を活用しての自主学習・実践研究を行っていくことが現実的な訓練モデルとなるということになると思うのです。
”経験が何よりも師匠となる”
私が好きな著名な方の金言です。
この思想で、特定の理論や方策等に偏らないように、
毎日トレーニングを重ねて、考える現場を出来るだけ多く創造して幅広い領域で活動を行うように努力していますが、やはりどうして良いのかわからなくなることも多いです。
先日から、
学び方に少し工夫を始めてみました。
これまでご縁のなかった先生にアクセスし、
自分のスーパービジョン自体を相談していく機会を作っていただいたのです。
スーパービジョンのスーパービジョンですね。
一歩づつでも自分から行動を起こして、自分の思想や期待を現実化していくことが本当に重要だと思います。
初心を忘れず自己の枠を超えた学びが有用性の高いモデルの探索に繋がると考えています。
キャリアコンサルタントは、
それぞれ立場で自助活動が出来る上で、お互いにその活動を尊重し合って、
自立したもの同士で現代社会に見合うキャリアコンサルティングを随時研究していけるネットワークを創り出し、
常に変化に順応出来るパワーを生み出していくことが使命のひとつでもあると思うのです。
「どの理論にも適用出来るスーパーバイザー訓練モデルの探索」
今のキャリアコンサルタントの環境等から私は永遠の課題に感じます。
これからもキャリア支援者として、
自身のキャリア形成にも自信を持てる生き方を目指していきたいと考えています。
CVCLAB/小林幸彦