1級キャリアコンサルティング技能検定の試験は、
キャリアコンサルタントへスーパービジョンを行うわけですが、
そもそもスーパービジョンとは何なのか…
まだまだ浅学な知識で恐縮ですが、私が意識していることを少し書いてみます。
スーパービジョンは一部の国では、
非常にハイレベルな学習歴と経験、そして大きな責任を要求されます。
スーパービジョンは、対人援助に関わる様々な職種に導入されていますが、
中でも私はソーシャルワークのスーパービジョンの考え方や手法等を併せて勉強させていただいてます。
日本版キャリアコンサルティングのスーパービジョンに関わる書籍や講座、
そして専門の先生方はまだ少ないと感じます。
国内でどこの地域でも気軽にスーパービジョンを受講出来るようなシステムがあればと思いますが皆無に等しいです。
そこで私はCVCLABを通じて、キャリアコンサルタントを目指す方々と直結し、
スーパービジョンについて、いつでも語り合い、よりレベルの高いスーパーバイザーを目指していけるようなネットワークを構築していけたらと考えて毎日少しつづ勉強を重ねています。
この記事を読んでくださっている方には、
先ずは、スーパービジョンをもっと知ることから始めて欲しいと思います。
実践に問題を抱えていたスーパーバイジー(援助者)が、スーパーバイザーの支持的なスーパービジョンを経験したことで、実践が良い方向に変容して、クライエントのためになり、スーパーバイジーが成長していることが明らかになった。
何故、スーパーバイジーはスーパーバイザーからケースの解決方法を具体的にアドバイスされなくても、自身で積極的にケースを振り返ることが出来、援助者として成長出来たのか。
良きスーパーバイザーはこのように成長支援が出来るものである。
スーパービジョンとは、スーパーバイザーがスーパーバイジーの悪いところを指摘・指導するのではない。
スーパーバイザーは、スーパーバイジーが出来ていない、わからないという自身の悩みや苦しみを持っている状況を十分に理解・把握していく姿勢を持ち、目の前のスーパーバイジーに意識を傾け、言語・非言語を通じてその問題を明確にして受容していく。
スーパーバイジーが実践の振り返りを行う余裕が出てくるように、気づきが出てくるように、
スーパーバイザーはスーパーバイジーを信じてそれを促していくことが出来る。
スーパーバイジーは、他者の指摘ではない、自身の気づきによって実践の修正に繋げることが出来るようになり、スーパーバイザーはその結果により良き指導者として成長出来る。
これは、今私が隙間時間で学習している書籍
『スーパービジョン イン ソーシャルワーク』第5版(中央法規)
から自分なりに消化した一部の捉え方です。
スーパービジョンを語るには、全く勉強不足ではありますが、それでも半歩でも一歩でも日々前に進めるようにしています。
1級の面接試験は、まさにここに記した内容を展開する試験ですので、
スーパービジョンを知ることは、1級検定試験を知ること、
そして、実際のスーパービジョンを実施する上での大切なことになります。
私の面接対策講座には、このスパイスを織り交ぜて実施しています。
ご興味のある方は、CVCLABのホームページからメールにてお問い合わせください。
※1級の面接対策講座(マンツーマン形式/お一人3時間まで)の日程を増やすことが出来ました。
12月29日現在で、1月であと3枠、2月10日までの間で2枠、計5枠の予約可能日がございます。
ここで日時を提示してしまうと一部の日時に集中してしまう場合があるので、
誠にお手数ですが、具体的な日時はお問い合わせいただいた方に個別にご案内しています。
面接展開に迷いのある方、試験対策の最終確認をしておきたい方等、
早めにお問い合わせいただけたらと思います。
お気軽にご相談ください。
CVCLAB/小林幸彦