今年平成28年9月27日に政府が第1回目の『働き方改革実現会議』を開き、

阿部首相がその方針を打ち出していました。

 

私事ですが、丁度、このCVCLABを立ち上げる時と同時期で、9月27日は私自身の誕生日だったので、会議の内容が鮮明な記憶になっています。

 

我々キャリアコンサルタントにとって、それぞれの活動領域で専門的に何が出来るか、

改めて考える機会になった方は多いのではないでしょうか。

 

熟練以上のキャリアコンサルティング技能士として、

様々な分野においてキャリアコンサルティングを実践して改革への有用性を示していく。

個と組織の状況に応じたそれぞれの在り方を統合的にプランニングしていける

スペシャリストになっていく必要があると感じます。

 

政府の『働き方改革』のポイントは、

「働く方により良い将来の展望を持っていただくこと。」

 

とされています。

以下、首相官邸のホームページより一部抜粋します。

 

同一労働同一賃金を実現し、正規と非正規の労働者の格差を埋め、若者が将来に明るい希望が持てるようにしなければならない。

中間層が厚みを増し、より多く消費をし、より多くの方が家族を持てるようにしなければならない。そうなれば日本の出生率は改善していく。

 

長時間労働を是正すれば、ワーク・ライフ・バランスが改善し、女性、高齢者も、仕事に就きやすくなる。

 

経営者は、どのように働いてもらうかに関心を高め、それにより労働生産性が向上していく。

働き方改革こそが労働生産性を改善するための最良の手段である。

 

働き方改革は社会問題であるだけでなく経済問題である。

我々は労働参加率を上昇させなければならない。

そして賃金を上昇させなければならない。


働き方改革のテーマは、同一労働同一賃金と36(サブロク)協定の在り方だけではない。

高い問題意識で取り組む必要がある。

 

そして、首相は最後にこう締めくくっています。

「有識者の議員の皆様には、豊富な経験とアイデアに基づいた、積極的な御提言をいただけることを期待をしております。」

 

政治家に精通するネットワークをお持ちのキャリアコンサルタントの方は、

実際の声やデータ等をしっかりと政府に届け、

適切な変革に繋がるような行動しなければならないのではないかと思います。

 

そんなことが出来るように、CVCLABでは、日々現場でキャリア形成支援を行い、

現代の流れに応じた研究を行っている方々と共に密接に連携をとっていけたらと願っています。