このエンジンは、価値がある。
2stメーカーだったスズキが、4stエンジンに着手して、2バルブエンジン、
そして、4バルブエンジンに着手。 GSX1100Sは、このエンジンを授かった2台目だ。
スズキ技術陣は、ホンダのCBのエンジンに追いついたと自負したエンジンで、
確かに一時的には、凌いだようですが、直ぐに、塗り替えられる。
レースでは、ヘッド周りの熱を逃がせることができなくて、なかなか勝てなかった
らしい。 良く知らないけど、このへんが油冷エンジンを開発した分岐点かとも
思うが、違うのかな…?
とにかく、このエンジンをたった一人で、7万3千5百㎞を走らせたのは、僕。
何度も書いていますが、1992年製のこいつ。 2010年に僕の所へ来たときは、
メーター表示3㎞。 前オーナーが、免許を持たずに購入。 詳しいことは、
知りませんが、免許が取れず、2010年に、納屋で保管していたこいつを手放した
とか‥。
つまり、1992年製造されて、2010年まで、メーター表示3㎞。 その後11年。
7万3千6百2.5㎞まで歩を進めたという事。(笑)
空冷エンジンの咆哮は、最高としか評価できません。
ここまで、走って、何のエンジン・フレームについて、何の衰えも感じません。
新型ハヤブサの発表で、新車の状態で、20万㎞走行は普通にできます
という発表でしたが、29年前に製造されたこいつを見ていると、
そうかもネと思います。