世のなか、何で軽自動車(660㏄)より排気量の大きいオートバイがあるんだ…。
カタナも、そうだ。(1,074㏄)(笑)
 
元々、日本のバイクメーカーの自主規制は、749cc以下だった。  
狭い日本、ずっとこの自主規制が敷かれていた。
ところが、海外においては、特にヨーロッパでは、高速道路を使用しての国を越えた移動が必要で、
速度無制限道路を走る前提では、パワーはあったに越したことはない。
ツアラーなんて云う1,300㏄以上のバイクができたのは、ここに起因する。
 
それ故に、200㎞/hで巡行できないオートバイは、危ない…と言う状況が生まれていた。
(追い越し車線を走れない。)
これって、200㎞/h以上で安定して走行できる性能がBMWやDucatiに見られるのは
このような環境で育ってきたからだ。  データの蓄積は凄い差を生む。
ここは、エンジンの素養だけじゃなく、サスの沈み込みや吸収力もだ。
 
逆に、日本では、排気量の上限を制限した上に、高速道路を100㎞/hで規制していたので、
乗り手のライダーも育たない環境だったし、規制・規制で生まれたのが、中型免許と400㏄・250㏄という
カテゴリーだ。  ヨーロッパには、600㏄というカテゴリーが盛んだが、これがエコな乗り物になるのか…?
 
ヨーロッパを疾走するとドイツからオーストリアまで、200㎞/hで2時間チョイ。
高速バイクだ…。 こんな場所で走るのに、キャブが…、タイヤが…、チェーンがなんて言っていたら、
走れないし、彼らは、メンテナンスが当然なのは、命を守るための最低必要な手段なのである。
走る同士が、信頼していないと走れない恐怖の道になってしまう…。 考えようによっては、マジで危ない。
今の日本人のメンテナンス知識で、本当に、高速道路の制限速度を上げれるのか?
免許更新時の啓蒙活動が必要になってくるよね?  老化による衰え確認も。
 
ヨーロッパと日本のバイクのメンテナンス状況は、与えられた環境が違うので、当たり前のことなのだ。