私は、マネージャー経験がありまして、会社の業績が悪くなった時に、
退職希望者のノルマを会社からもらったときは、できれば逃げ出したかったです。
 
会社って、大きな会社の方がデカいことができる…というのが一般的です。
これは、大企業で5年以上いないと分からないかも知れません。
大企業は、目標ややりたいことがない方は、逆に苦痛かも知れません。
何となく、朝、会社に行って、夕方、チャイムを待って帰ってくる方は
大企業にいたら、息もできなくなるでしょう。(笑)
 
リストラという行為を断行した会社は、高度経済成長で規模が大きくなってしまい、
不景気という波が来た時に大きくなり過ぎて、沈みそうになっているだけで、
適正サイズに戻せた会社は、今では、しっかり、回復しています。
 
その復活可能な会社の施策ですから、しっかりやらなければならないのですが、
分かっていても、夜明け前に行った施策ですから、辛かったですネ?
 
特に、家を買ったという報告をしてくれたばっかりの人に、退職の話をするのですから、
できれば避けたいですよね? しかも、当時35歳に手が届いたばっかり。
部下は、10ー15歳上ばっかり。   どうするつもり?って、怒鳴ってこられたら、なんて答えたか?
 
けど、救いだったのは、割増退職金が出ることでした。
通常の退職金に、40ヶ月の割増金が出たのです。 基本給が100万円なら、4,000万円の割増金です。
上乗せが、4,000万円です。
 
優秀な方は、40ヶ月=3年6か月の給料をそのまま貯金できて、新しい会社に今より良い給与で
転籍するのですから、望むところですよね。 悪くても、3年6か月分をもらっていれば・・・。
うちの会社は、まだ、良いよー。 
 
ノルマまで、あと一人というところで、自分で割増退職金のプログラムに乗って辞めましたね。
そこで、そのまま勤め上げられるようなら、大した玉なんですが、40歳のあんちゃんには
厳しかったですね?(笑)
 
けど、これも含めて本当に良い経験をさせていただいたと思います。 
C'est la vie. = それが、人生さ。