日本でも、世界のマナーを知らない恥ずかしい人がいるわけで、中国人を笑うのは
自分で来た道を避難しているのと一緒。
 
それを理解して、教えてあげればいい。 すぐには広まらないが、息子の代になれば、
いくらかマシになってくるでしょ? そういう話、次元もあるということ。
 
その国が、どういった経緯で教育を受けてきたかに大きく左右される。
海外で取りまとめ役になるためには、この配慮が始めから出来ている人になるのかな…。
頑張れ、中国。
 
上海国際マラソンの参加者ら=11月18日(AFP時事) © 時事通信社 上海国際マラソンの参加者ら=11月18日(AFP時事)
 
 【北京時事】マラソンブームに沸く中国で大会運営上のトラブルが相次いでいる。優勝争いをしている中国選手に無理やり国旗を渡したり、ゴール直後の外国人選手の腕をつかんで急停止させたり。背景には運営会社の「企業の論理」がちらつき、専門家や愛好者から批判を呼んでいる。
 広西チワン族自治区で今月2日行われた南寧マラソンでは、優勝したエチオピア人の男子選手がゴール直後にスタッフジャンパーを着た男性に腕をつかまれ、その場にへたり込んだ。映像では女性2人が「走れ中国」と書かれた横断幕を持って駆け寄っており、運営会社が記念撮影のため選手を止めたとみられる。これには国営テレビの解説者が「危ない」と叫んだほか、スポーツ医学の専門家から「人命に関わる危険な行為だ」と批判が相次いだ。
 先月18日、江蘇省の蘇州マラソンでは、ゴール直前で外国人選手と競り合っていた中国の女子選手が大会ボランティアに手渡された国旗を「落とす」事件が発生。中国選手は2位にとどまったが、「国旗より成績を選んだ」と批判され、愛国論争にも発展した。
 この2大会を担当したイベント会社、智美体育集団(北京市)は、中国陸上協会から「走れ中国」キャンペーンを委託され、国内各地でマラソン大会を運営。陸上協会は「いかなる活動も大会の進行に影響を与えてはいけない」との通達を慌てて出したが、同社の名指しを避けるなど腰が引けた印象だ。
 健康志向の高まりを背景に中国で開催されるマラソン大会は、2016年の328から、17年、18年は1100以上に急増。毎週末20大会以上が開かれている計算で、それでもスポンサー企業が集まる「マラソンバブル」の様相だ。有力紙・光明日報は「商業資本が大量に流入し、国民スポーツという本分から離れやすくなっている」と警鐘を鳴らしている。