S君は、私の1歳下の後輩である。
 
彼は、福島県の弱小校の外野手だったが、投げるボールは140㎞/hに迫る。
近所の友人とキャッチボールをしていた時に、速い球を2・3球投げたら、
相手が、怒って帰ってしまったらしい。 そりゃ、あの球を投げられたら…。
 
しかし、良く聞いてみると、やはり、相手がおかしいのだ。
理由?  相手が先に力を入れて投げ始めたのだ。
力を入れて投げてきたから、少し速球レベルで返した。
 
そこで、相手が力を入れて投げて返した。
で、また、力を入れて返してきたから、彼はもう少し力を入れて返した。
相手は、“痛エ~ッ” そしたら、振りかぶって投げ返してきたので、
7分目くらいで返したら、相手が怒って帰ったというのだ。
 
S君に言った。  君のボールは速いのだ。 グローブで、取ったら痛いのよ。
ただ、相手も大人げないよね? 自分が速い球を投げたら、それ以上の球が
返ってくるのは当たり前でしょ? 言葉で何かを伝えるべきだよね?
S君の球を速いけど、力を入れないでも速いからね、彼は…。 
それを自覚すべきだけど。
 
まあ~、相手見て喧嘩も敵わないじゃん、彼には・・・。
相手見て、喧嘩売るんだな?売るんだな? 大学出てから、言えよ。 
 
彼に勝負を挑む事態が馬鹿げていますよね…。  137㎞/hは速いよ。
喧嘩を売ったのが自分なら、買わないといけないヨネ? S君は、悪くないよ。